わたしが、うつを患っていた頃は、すぐにカッとなって怒りをあらわにしていたんです。
今考えると毎日毎日、ストレスを抱えて生きていたんですね。
自分と違う意見や行動を見聞きすると「あいつはわかっていない」「奴の行動はおかしい」といって自分でストレスを作り出していたんです。
そんなわたしが、アドラー心理学などを読んでいくうちに、考え方や行動が徐々に変わってきました。
では、自分のどこが変わりストレスを感じずに済むようになったのかよく考えてみました。
どうすればストレスを感じずに済むのだろうか? と自分に問いかけた時に帰ってくる答えの一つがこれです。
多様性を認める
うつを病んでいた頃と違うのは「普通はこうだろう」とか「当然〇〇だ」とか「〇〇は当たり前」、「それはおかしい」などと考えなくなったことです。
「普通」は、自分にとっての「普通」であり、自分だけの「当たり前」。
わたしが学んでいるNLP(神経言語プログラミング)では、育った環境、親の価値観、教育などで頭の中には人それぞれの地図があると考えます。
しかし、それは1人1人の地図であり、自分の領土ではないのです。
つまり、それを人に押し付けることは、他人の地図に土足で踏入り、あたかも自分の領土のように振る舞う行為なのです。
もし、あなたが逆の立場であれば、自分の価値観を否定され、考え方を押しつけられたら快く思うでしょうか?
なので、そのような行為や言動は、人間関係を壊したりトラブルの原因となるのです。
決して議論をするな、意見を言うなというわけではありません。
相手の意見を否定しないことが大切なのです。
また、自分と違う意見を認めることで、視野が広がり様々な角度から物事を見ることができるようになります。
言っている方は、相手のためを思って言っているのかもしれませんが、押しつけることは大きなお世話なのです。
頭の中の地図について、面白い実験をしたことがあります、NLPの教室でみんな(7人)に手のひらを出してもらい、豆腐をイメージしてくれるようにお願いしました。
そして、その豆腐の種類をみんなに発表してもらったのです。
わたしは四角い一丁の絹ごし豆腐、あるひとはくみ出し豆腐、またある人はごま豆腐、また他の人は玉子豆腐をイメージしました。
このように、人それぞれ豆腐に対するイメージが違うのです。
自分自身を縛り付ける
そして、その自分自身の常識は、時折「〇〇せねばならない」とか「〇〇すべきなのに」と自分自身に重い鎖を繋いでしまいます。
どうでしょう? 感動することって、いつもあなたの常識の範囲内から起こることでしょうか?
常識では図りきれず、今までに経験したことがないからこそ、感動・感激するんじゃないでしょうか?
ですから、自分の常識外から来た物事を「面白い考え方だ」と認めることができれば世界はワクワクドキドキ感で満ち溢れ、キラキラと輝き始めます。
自分がそう言葉にして、行動することで自分の周りも変わり始めます。
そうすれば、自分の世界も変わり生きるのが楽しくなってくるんじゃないでしょうか。
他人は帰られませんが自分を変えることはできます
まとめ
わたしもサラリーマン時代は苦手な上司がいて、いつも胃薬を飲んでいました。
しかし、心理学の本を読んでそのとおりに対応することで、わたし自身のストレスが消えた経験があります。
その時、やはりストレスは自分で作り出していたんだと実感したのです。
それ以降、わたしは自分と違う意見を聞いたら「素晴らしい!」と称えることにしています。
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