NLP(神経言語プログラミング)では、人は誰しも起きている事実はフラット(良い悪いはない)で良いことと悪いことを自分の主観で決めるとしています。
なので、起こった現象は変えられませんが、その見方は変えることができるんじゃないでしょうか。
自分が悪いことだと思っていることを実は良いことだったと思えれば、ネガティブをポジティブに変換できればストレスもなくなりますよね。
今回は、そんなリフレーミングという手法を紹介します。
実は、この思考パターンは、習慣化している可能性が大きいのです。
リフレーミングとは
英語で書くとreframing。
文字通り、frame(枠)を変えるという意味。
絵にかかった額縁を変えるように、物事の見方を変えるのです。
こんな考え方です。
AとBという野球チームが対戦する試合があったとしましょう。
Aというチームを応援している人は、Aチームが勝てば、それはAチームの応援団にとっては、良いことですよね。
だけど、対戦相手のBチームを応援していた人にとってはどうでしょう?
当然、負けたのですから悪いことです。
試合は、Aチームが勝って、Bチームが負けたという事実だけで、良いも悪いもありません。
なので、あなたが今までBチーム側のスタンドから応援していたのを、Aチームのスタンドへ移動すれば、悲しみが喜びに変わります。
実際には、もろもろのしがらみがあるでしょうから、簡単に移動はできませんが、考え方の1つとして覚えておいてください。
ポジティブな印象へ変える
実際には、このようにリフレーミングします。
- すぐ怒る人→情熱的な人、感受性が豊か
- 落ち着きがない→活動的、まめに動く
- かたくるしい→きまじめ、厳格
- 頑固→意志が強い、信念を持っている
- だらしない→おおらか、こだわらない
- 八方美人→社交的、コミュニケーション能力が高い
- 優柔不断→視野が広い、人の意見を素直にきく
こんな具合です。
こうすることによって、苦手な相手もそんなに気にならなくなるのではないでしょうか?
思考の負のスパイラル
このように、フラットな事象に対して、どう受け取るかは人それぞれで反応はさまざま。
同じ事をしても、批判する人もいれば、賞賛する人もいます。
例えば、お金持ちの人が、募金や寄付をしたとしましょう。
それを見ていた人は、どう考えるでしょうか?
ある人は、偽善者、売名行為と受け取るかもしれませんが、ある人は社会貢献している、弱者に優しいと評価します。
人間の行動や思考は、その90%が無意識で行われているのが解っています。
いつも批判的な受け取り方をする人は、いつも批判的に受け取るようになり、肯定的に受け取る人は、いつも肯定的に受け取るようになります。
そんな方は、あなたの周りにいませんか?
これは、行動や思考が習慣化して、その人の性格や考え方のパターンになっているからなのでしょう。
同じように、悪いところへ注目ばかりしていると、相手の悪いところしか見えなくなります。
それが負の連鎖になってしまい、自分の周りは敵ばかりになってしまうんですよね。
わたしがうつの頃は、そんな思考に陥っていたんでしょう。
周りの人がみんなバカに見えていました。
今考えるとお恥ずかしい限りです。(^^ゞ
これも、思考が習慣化しているために、何の根拠もないのに決めつけてしまっているのです。
まとめ
このようにリフレーミングしていくことで、何か問題が起こったときにも否定的に捉えるのではなく、前向きに捉える習慣が付きます。
そうすると、心が軽くなり何事も楽に楽しく向き合うことができるようになるんじゃないでしょうか?
Written by メタル(@Metal_mac)
コメントを残す