上下関係で人と接していると、パワハラ・セクハラ・モラハラ・いじめなどが起こりやすいんですよね。
横の関係で繋がる世界を創る【勇気づけの専門家】自己実現力育成コーチのメタルです。
わたしも、10年前、うつやパニック障害にかかり、急性胃炎を繰り返していました。
人生で一番辛い時期だったのかもしれません。
そんな時期を経験したからこそ、人々が横の関係で繋がり、人と人が尊重し合える世界を創りたいんです。
縦で繋がる世界
「横で繋がる世界」ですが、みなさんはどんなイメージでしょうか?
アドラーは、「人は上下関係では幸せになれない」と言っています。
しかし、世の中の大半の構造は「縦の関係」で捉える人が多いように思います。
親子関係はもちろん、会社の上司と部下、経営者と従業員の関係、学校の教師と学生の関係、はたまた養護施設や病院の世話をする側とされる側の関係etc
この上下関係で捉えていると、時に相手を思い通りに動かしたくなります。
例えば、
上司は部下に「指示通りに動かない」とストレスを抱え。
親は「子供は言うことを聞かない」と不満を募らせる。
そして、時には賞罰で相手を動かそうとする。
どうして、そんな関係で捉えてしまうんでしょうか?
面倒くさい
結局こういう接し方の方が、細かい丹念なコミュニケーションを省くことができるので簡単なんですよね。
十分に話し合って、課題を解決するのが面倒だから、圧力をかける。
だけど、人間は意思を持っています。
無理矢理動かされるのは、苦痛でしかありません。
みなさんも、誰かに「お前のやり方は間違っている、言うとおりにやればいいんだ!」と言われて、気持ちよく従えるでしょうか?
例え、表面上指示通りに動いたとしても、心の底からやりたいわけじゃないので、いやいやな状態でしょう。
こういう関係って、上司や親はイライラしたり、部下や子どもはビクビクしたりと両方にとって良いことはありません。
横の関係
これを「横の関係」で捉えるとどうなるでしょうか?
つまり、会社や家庭を一緒に運営していく「仲間」と捉えるのです。
上司、親というのは、あくまでも劇中の配役に過ぎず、単なる役割なのだと。
そうすると対等な立場の「人間」として意識することができます。
知識・経験が無いだけで、一個人の自立した人間なのだと。
彼らよりも先に生まれ、人生の少し前を歩いているだけで人間として劣っているわけではない。
そうすれば「指示通りに動かない」と圧力をかけてやらせるより、話し合って課題の解決に向けて話し合うでしょう。
この「上下関係」で相手が接しているか「横の関係」でいてくれるか。
部下や子どもは敏感に察知します。
そして相手が「上下関係」だと感じると、心の壁をつくり素直に相手の言うことを聴くことができません。
まとめ
大切なのは接する側の「在り方」。
「思い通りに動かそう」という気持ちを手放せば、良い関係が築けます。
もし、相手がこちらの意図するような行動を取らなかったとしても、相手を1個の人間として意思を尊重することができるんじゃないでしょうか?
人々がみんなそんな横の関係で繋がれば、パワハラ・セクハラ・モラハラ、いじめなどは無くなります。
「少しだけ前を歩く」そんな感覚で、部下の人や子どもと接してみてください。
相手を変えようとするのではなく、自分を変える。
そちらの方が、ずっと簡単ですよ。
課題は、相手ではなく自分にある。
そういう前提で、自分と対話してみてください。
そうすると、今ある幸せに気がつきますよ。
Written by ウミザル式自己実現力育成コーチ メタル
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