自分を変えずに視点を変える✨Changing view point コーチのメタルです。
わたしと娘(次女)との関係は、彼女が高校生のころまで、あまり良いものじゃありませんでした。
というか、完全に嫌われていました。
今は良好のはず(汗
単身赴任をしていたこともありますが、娘の小学校・中学校・高校の入学式や卒業式には一度も出席していません。
嫁さんに聞いたところ、「お父さんには教えないで」と言われていたそうです。
世の娘を持つ父親の中には、思い当たる節があるかもしれませんね。
人は往々にしてこれをやってしまうことがあります。
それは、価値観の押しつけです。
家族の形
わたしは、3人兄妹の長男として産まれました。
4つ違いの弟と更に4歳離れた妹がいます。
父親と母親の5人家族でした。
常に父親が権力を持つ、昭和時代のよくある家族。
父親の言うことが絶対的な権力を持ち、母親も勝ち気な性格の上にサバサバしていたので、家庭全般が男社会のようなヒエラルキーで成り立っていました。
一方、わたしの嫁さんは、3人姉妹の末っ子で、お父さんは物静かで優しいタイプ。
家庭全体がおっとりしている感じです。
んで、わたしの家庭は、わたしと嫁さん、娘2人の4人家族。
わたしが長い間単身赴任でいなかったので、家の中はもうスッカリ女社会です。
家庭にはいろいろな形があるようですが、わたしの育った環境は「封建家族」、嫁さんの育った環境は「民主主義家族」と言えるのかもしれません。
例えば、家族旅行の行き先を決めるのに、封建家族の場合は権力者である父親が「温泉へ行くぞ」の一言で行き先は決まります。
ですが、民主主義家族だと行き先を決めるときは「どこへ行きたい?」という意見聴取から始まりまり、「温泉」「ディズニーランド」「USJ」など、みんなの意見を訊いてから、「それじゃあ今回は温泉へ行こうか」と話し合いで結論が出ます。
また、その話し合いの過程も楽しんでいるようです。
単身赴任でわたしが家族と離れている間に、我が家は当然「民主主義家族」としての形が出来上がっていたわけです。
価値観の押しつけ
実は、家庭という閉鎖された社会のルールって、超ローカルルールなんですよ。
だから、自分の家庭の常識が、他の家庭の非常識なんて良くある話。
例えば、夕食の副食の数が、1個の家庭もあれば、6〜7種類は出てくる家庭もあるのです。
わたしの家庭は、前者で、例えば天ぷらだったら、天ぷらしか出てきません。
ハンバーグだったら、ハンバーグ一皿だけ。
結婚したてのころ、嫁さんが何種類もおかずを作ってくれたのをみて「旅館の夕食か?」と感動すると同時にビックリしたものでした。
話を元に戻しますと、そんな民主主義家族の中へ、たまに帰ってくる父親が権力を振りかざして自分の考えで「旅行の行き先」を決めたりするので、良い関係でいられるわけがありません。
この食卓の皿数だったり、旅行の行き先の決め方だったりが「価値観」として潜在意識の中に刷り込まれています。
そして、これを相手に押しつけてしまうと、わたしと娘の関係のように良い関係でいられなくなるのです。
ところが、この価値観、本人の中では「常識」なので、押しつけていることすら自覚できません。
なので、相手に反発を受けたときに、大いに戸惑ったり、悩んだりします。
会社などの組織で、上司が部下へ「価値観」を押しつけてしまった時には、知らない間に「パワハラ」として受け取られる場合もあります。
よくある「俺が若い頃に仕事は、教わるものじゃなく…」というのも価値観で、人によって違うのです。
まとめ
自分の中の常識である、この価値観の違いに気が付くことで、多くのコミュニケーションは上手く行くと思うのですが、みなさんはどう考えますか?
“人生の質はコミュニケーションの質”
by アンソニー・ロビンス
Written by ✨Change view point コーチ メタル
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