人は、同じ失敗をしているのに気がつかない場合が多々あるように思います
【勇気づけの専門家】元海上保安官うつ専門メンタルコーチのメタルです。
口を酸っぱくして言っているのに、何故解らない!!!
って怒っている人見たことないですか?
口を酸っぱくして言うこと自体が、不毛の働きかけだと思うんですが…
同じ失敗を繰り返すのはなぜ
“同じ失敗を繰り返したくない”ってわたしも思っていました。
でも、自分の周りや自らを省みると、けっこうやっちゃっているかもしれません。
それは「効果の無い働きかけ」です。
例えば、以前いた職場では一番最後に帰る人間が、戸締まりなどのチェックリストへ記入して帰ることになっているのですが、結構な確率で記入するのを忘れるんです。
それを見た上司が「お前ら何度も言っているだろう!どうして書かないんだ」って怒ってました。
これって冷静に考えると上司は「何度も(効果の無いことを)言っている」んですよね。
解りますか?
効果の無いことをいくら言っても、効果が無いのは当然なんですよ。
これPDCA(Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善))が廻っていない状態。
何の改善もされてないんですよ。
システムを変える
人は、完璧じゃありません。
うっかり忘れるときもあれば、何かに気を取られてしまうこともある。
だから、人の頑張りに期待をしては効果的じゃありません。
効果が無いなら、この場合チェックリストの置き場を変えるなど方法やシステムを変えないと行けないんですよね。
これは、わたしの前職の危機管理でも大事な考え方でした。
だけど、この上司は「効果の無い働きかけ」、つまり同じ失敗を何度も繰り返しているんですよね。
こういう例って、いろんなところにありそうです。
勉強せずにゲームばかりしている子どもに対して「何度勉強しろって言えばわかるの!」って言ってみたり。
これも親の対応を変えないと、現実は変わらないんですよ。
まとめ
人の頑張りに期待するのではなく、システムや方法を変える。
そうしないと、何度でも失敗を繰り返し、何度でも同様の事故が発生します。
失敗から学ぶ。
人生でも大事な考え方ではないでしょうか?
幸福へようそろう!でお願いします。
※ようそろう:武士言葉「よう御座候(ござそうろう)」が転じた海事用語・操舵号令。船首を向ける。または向けたの意味。
詳しくは、ようそろ – Wikipedia
Written by うつ専門メンタルコーチメタル
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