人を呪わば穴二つといいますが、これは本当です。
自分を変えずに視点を変える✨Changing view point コーチのメタルです。
いろんな解釈があると思いますが、人を呪っているとまでは行かないまでも、憎んでいるとか嫌っている状態。
あいつはダメだとか腹が立つやつだ、奴は何度言っても言うことを聞かない!などと怒り震える時があるかもしれません。
また、それが高じると坊主憎けりゃ袈裟まで憎い状態になって、相手のやることなすことが気に入らなくなり、やがて相手を全く信じることができなくなります。
わたしも、鬱(うつ)を病んでいるときは、そんな考え方でした。
実際に、嫌っている相手の言うことが信じられずに、わたしの方が間違いを犯して恥を掻いたことがあります。
そんなストレスは、「百害あって一利なし」なのです。
常識の違い
「これがあたりまえ」「こうして当然」などの常識だと思っていること。
これは、実は「あなただけの常識」つまりマイルールなのです。
この「常識」、「普通」は100人いれば100通りあります。
他人が「常識」、「普通」だと思っていることでも、あなたにとっては非常識に思えたことはありませんか?
実は、これが「価値観」といって、生まれた環境や時代によって変わります。
例えば、西欧人の人は靴を履いたまま家の中で生活するのが当たり前、常識です。
日本人にとって、家の中では靴を脱ぐのが当たり前ですよね。
極端な例ですが、これが環境によって変わってくる常識(価値観)の違いです。
例えば、戦時中は戦場へ行けば、敵国の人間を殺すのが当たり前、常識です。
日本も戦時中は鬼畜米英と教育されました。
だから、当時の人達の多くは鬼畜米英という常識を持っていました。
このように、環境や時代によって、常識が違います。
これは、国家レベルの違いでしたが、このとっても小さい個人レベルでも起きるのです。
ですから、他人の常識は常識で受け入れないと、心の中で小さな戦争が起きてしまいます。
自分のやりたいことをやっている
この人を憎んだり、嫌ったりしている相手は、わたしの経験上自分が心の底ではやりたいと思っているけど、できないでいることをやっている奴、または自分の中では禁止されていることをやっている奴です。
つまり、嫉妬心やマイルールを破っている奴ですね。
これは、潜在意識の中の欲求だったり、欲望だったりするので、自分では気が付いていない場合が多いです。
例えば、女性の場合はあの子は女を武器に仕事を取ってくる許せない奴なんていうのが、よくあるかと思います。
いずれにせよ、その常識、マイルールが「嫉妬心」や「怒り」を自らが作り出していることに気が付くと心が楽になります。
憎む方が楽か?憎まれる方が楽か?
憎んでいる方が、苦しいんじゃないでしょうか?
というのも、憎んでいるという状態は、自分の心に否定命令を出しているようなもの。
憎んでいるとは「気にしている」と同じなんです。
気障なんて言葉があるように、気が障害となっている状態です。
だから、見たくないものを強制的に見せられるので、とっても苦しい。
それに、人を受け入れることができない状態、つまり相手の価値観を否定していては、自分も受け入れることができません。
冒頭の人を呪わば穴二つの状態は、まさしくこの状態。
脳は「嫌いだ」という感情を双方向へ発します。
つまり人を嫌いだということは、自分も嫌いだと認識するのです。
一方、憎まれている方は、実害が無い限り、得に気にしなければ何ともありません。
そのまま普通にしていればいいことです。
例え、話変えたときに何か相手が気に入らないリアクションをしたとしても。
「大変だな〜、苦しんでいるんだな」っとやり過ごせば済むことです。
嫌われているからといって、こちらも同じように反応すると苦しくなります。
例え嫌われたとしても、それは相手の課題であって、こちらの課題ではありません。
嫌われるは、悲しくて残念ですが、具体的な被害がないかぎり、積極的に諦めて普通通りに接すれば良いだけなんじゃないでしょうか。
まとめ
嫌われる勇気などのアドラー心理学に出会って、人の課題と自分の課題をキッチリと分けることや、価値観の違い、人は変えられないということが理解できるようになってから、心が楽になりました。
日本人は、真面目な人が多いので「絶対○○」「○○しなければならない」「○○するべき」などと考える方が多いようです。
わたしもかつて鬱を病んでいるときはそんな考え方で、「絶対○○」というものがあるような錯覚をしていました。
それは、実は全てマイルールが作り出したもの。
マイルールですから、いつでも変えられるのです。
前述のとおり、人の課題と自分の課題を分けられずに、人を変えようとするとストレスが溜まるばかり。
積極的に諦める習慣、つまり執着心を無くすと心穏やかになりますよ。
Written by ✨Change view point コーチ メタル
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