何事にもポジティブにならなきゃ!と考えると、生きるのが苦しくなります。
ポジティブってホントに良いことなのでしょうか?、ネガティブってホントに悪いことなのでしょうか?
どちらも、人間の心の中にある思考なのです。
では、どうしてそんな相反する思考があるのでしょうか?
今回は、ポジティブ思考、ネガティブ思考について考えました。
攻めと守り
ポジティブ思考とは、何事にも前向きな思考のことだと一般的には思われています。
明るくいつも前向きに考える。
障害があっても、何とかなると考えて前へ進む。
わたしも、こういう考え方をした方が、幸せに生きることができると思います。
言うなれば、ポジティブ思考は、攻めの思考。
あまりポジティブ思考に偏り過ぎると、落とし穴にハマる可能性があります。
サッカーの試合などでも、全員で攻めていて守りがおろそかになると、カウンターを食らう危険がありますよね。
それと同じように、ネガティブ思考は大切な守りの思考なのです。
どちらかが良くて、どちらかが悪いというわけでは無く、表裏一体、裏と表、光と影の存在なのです。
ネガティブ思考を楽に考える
ネガティブな考えが浮かんできたら、否定せずに受け入れてあげると楽になります。
つまり、ネガティブ思考になったら、「心が警告を発しているんだ、落とし穴にハマらないように気をつけなくちゃ」。
と考えるのです。
実際、ポジティブ思考の時は、行け行けドンドン、怖い物無しで前へ進める一方、冷静な判断力に欠ける場合があります。
ネガティブな思考が出てきたときは、冷静に物事を見るチャンスだと思ってください。
攻めと守り、これが表裏一体となって、自分を成長させるのです。
自己承認
自分の好きなところと自分の嫌いなところが、少なからず人の心の中にあります。
あって当然なのです。
ただ、自分の嫌いなところを否定すると、自分で自分を嫌いになることなので、やはり生きるのが苦しくなります。
自分の嫌いなところを認めてあげる、これが自分なんだと認めてあげる。
そうすると、自然と自分の中で嫌いだった部分が、氷が溶けるように自分に馴染んで一体化して行きます。
一体化すれば、自分の中で自分を苦しめる要素が無くなり、とっても楽に生きることができるようになるのです。
まとめ
ネガティブはダメだ、ポジティブに考えなきゃ!と思えば思うほど、自分の潜在意識へネガティブなイメージを作り上げて、ネガティブな思考が多くなり、やがてネガティブ思考の塊となります。
ネガティブ思考がいけないと考えること自体がネガティブ思考だからです。
真のポジティブ思考とは、ポジティブな自分、ネガティブな自分をそれが自分なんだと前向きに受け入れることなのです。
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