わたしが通っている NLP心理学講座の教室では、授業中に使ってはいけない言葉があります。
この言葉を口から出した途端に、簡単にできるものもできなくなるある意味魔法の言葉です。
マイナスな言葉
魔法の言葉は、難しいです。
難しい、無理、ダメ、ですが、しかし、でも、だってetc…ネガティブな言葉はいっぱいあるのに、講師の方はなぜこの言葉を選んだんだろうって、ずっと考えていたんですが、最近ちょっとわかってきたような気がします。
人間の脳は、言葉にした通りのことをイメージします。
これはマイナス、プラスのイメージ両方に当てはまりますが、主語と否定形は無視します。
例えば、高いところに登っている時に「落ちないようにしよう」と思うと、落ちる場面をイメージして落ちる確率が高くなります。
同じように、難しいという言葉を発した途端に自分の中で問題に対するハードルが高くなってしまいます。
そして、自分の中でできない理由を探し始めます。
つまり、難しいという言葉を入り口に、それを正当化するための証拠集めを始めます。
「でも難しいからもう少し上手くなってからトライします」「こっちは難しいからもう少し練習してからやります」「そう言いますけど難しいですよ、だって〇〇ですから」「〇〇するのは難しいから、もっと時期が来たら」etc
こんな言葉、思わず言ってしまったことありませんか?
わたしは、数限りなく言ってきました。
ベビーステップで登るといつの間にか…
自転車の練習中はいっぱい転びます。
まず、転ばずに乗れるようになった人はいないでしょう。
物事を覚えたり、できるようになるには段階を踏まなければならないんです。
富士山に登るにも、最初の一歩を踏み出さなければ頂上までたどり着けません。
登る前から、頂上を見上げて「あんな高いところへ登るのは無理」と決めつけてしまっては、一生登れません。
ですから、最初の一歩を踏み出して少しづつ登っていけば、いつの日か頂上へたどり着けます。
何か新しいことを始める時は「最初っから上手くいくわけがない」「初めはできなくて当たり前」ぐらいの気持ちで始めては如何でしょう。
そして、見守る側は失敗する権利を認めてあげてください。
自分自身で自信が付いたって思えるのは、どういう時でしょうか?
自分でトライしてみて、成功したときじゃないでしょうか?
成功体験を積み重ねることによってしか、自信は付かないんです。
逆にいうと、最初から自信がある人なんていないんですよ。
初めてなので「自信が無い」のは当たり前。
まとめ
何か問題にぶつかったとき、壁にぶつかったとき「難しいな〜」と言わずに「どうやったら解決できるんだろう」と言ってみてください。
「難しい」と言葉にした瞬間から、脳はできない理由を探し始め「どうすれば解決できるんだろうか?」と口にした瞬間から、脳は答えを探し始めます。
自分の発する言葉は、自分の習慣を作り、やがてそれが性格になります。
前向きな言葉を発する習慣を付けると生きていくのが楽になります。
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