人間は、意識を向けたものに注目します。
何か気になることがあると、そればかりが頭の中をグルグルグルグルとリピートを始めます。
とても印象強い音楽を聴いたときに、頭の中をヘビーローテーションした経験があるでしょう。
それと同じく、気になることがあるとそればかりに注目し、同じものばかりを探し始めます。
意識するしないに関わらずね。
この状況を有名な引き寄せの法則を書いた「こうして、思考は現実になる」(サンマーク出版)では、フォルクスワーゲン・ジェッタの法則として紹介しています。
つまり、ある日何かの切っ掛けで、フォルクスワーゲン・ジェッタが気になり出すと、街でフォルクスワーゲン・ジェッタばかりを見かけるようになるという意味。
まあ、引き寄せを信じる、信じないは別にして、人間の脳は興味・関心があるものを最優先で見つけてくれるようにできているんです。
ですから、甘いものが好きな人は、街に出るとスイーツばかりが目につくようにできている。
あなたが、ダイエット中に「甘いものを見ないようにしなきゃ」と考えれば考えるほど、脳は甘いものに注目している状態を作り出します。
だから、ますますFacebookなどのタイムラインの写真がスイーツばかりになるんですよね。
同じように、何か不安なことを考えないようにしようとすると「考えないようにしなきゃ!」とますます、そのことを考えるのです。
じゃあ、いったいどうすれば良いのか。
わたしが、不安になったときにやっている方法を紹介しておきます。
今はどうなっている?
わたしも不安なことがあると自分にこう問いかけます。
よほど差し迫った危機的状況でなければ「今はまだ大丈夫」という答えが返ってくるはず。
未来は「未だ来ないもの」と書くように、自分で創り上げた幻想でしかありません。
その後、瞑想などで心を静めるといいでしょう。
自分の呼吸に意識を集中させます。
意識的に呼吸をします。
息を吐く、息を吸う、息を吐く、息を吸う。
ひとつひとつ確認しながら、大きくゆっくりと呼吸をします。
いろんな想いが湧き上がってきたら、考えを消そうとせずに、瞑想が終わってから考えようと一旦脇に置きます。
それを繰り返していくと、次第に心が落ち着くのに気が付くでしょう。
心が静かになれば、不安は少しずつ治まっていきます。
次は、自分の心に「本当はどうしたいの」「どうなりたいの?」と問いかける。
いろんな想いが浮かんでくると思いますが、それを「そんなの無理」とか「できるわけない」などと判定せずに、自分の理想の状況を楽しみます。
もちろん、「できる、できない」は脇に置いたままにしてね。
そして理想の環境だったら、どんな感情が湧いてくるんだろう?と想像してみるのです。
「ワクワク」でしょうか「ドキドキ」なのか?それとも「喜び」なのか?
十分にその状態の感情を味わったら、どうしたらその状態に少しでも近づけるかを考えます。
そして、今具体的に何ができるのか?を紙やノートへ書いていく。
ここまでくると、不安は消えて前へ進もうと勇気が出てくるでしょう。
今、この瞬間瞬間が未来を形作っているので、今ここを意識することが、望む未来へ繋がるのです。
まとめ
- 今はどうなっている?
- 「本当はどうしたいの」「どうなりたいの?」
- 理想の環境だったら、どんな感情が湧いてくるんだろう?
- その感情に近づくためには何をすればいい?
最後の「紙に書き出す」のが大切。
結構まだまだやれることがあるじゃん!
という状態になるから不思議です。
もしも、不安が消えないようであれば、もう少し瞑想を深めるか、カウンセリングを受ける、心を癒やす本などを読むのがオススメです。
Written by ✨️Change view point コーチ メタル
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