自分ではどうしようもない時は助けを呼んでください
【勇気づけの専門家】元海上保安官うつ専門メンタルコーチのメタルです。
わたしが生き辛かったころを思い出して振り返るシリーズ第5弾。
わたしは、35年間、海難救助に関わってきました。
救助の要請を受ける立場です。
だけど、自分はなかなか「助けて欲しい」と口に出せなかったですね。
助けを呼ぶ
昨日の「お願いできない」と同じようだけど、ちょっと違うのかも。
「助けを呼ぶ=自分の価値が下がる」
今振り返って見ると、そんな風に思っていました。
この状態はとっても苦しかった。
自分じゃ出来ないことは、誰かに助けて貰った方が上手く楽に行く。
解っていても言えなかったな。
だけど、どれだけ苦しいかは、他人は気づいてくれないんです。
「察して欲しい」は、ストレスを産んでしまいます。
「助けて」を言うのは、自分の価値を下げることと、そんなつまらないプライドがあると自分を苦しめることになっちゃうんですよね。
「助けて」と言っても負けたことにはならないし、自分の価値を下げることでも無い。
だって、人間は万能じゃ無いから。
出来なくて当たり前なんです。
人間は不完全
「助けてと言って良い」
そんな許可を自分へ出せるようになってから、とても生きるのが楽になりました。
それに人に助けて貰えると、自分にも出来ることがあったら心の底から助けてあげたいと思えるようになったんです。
「人間は不完全。だからこそ協力し合えるのだ」
〜アルフレッド・アドラー〜
私の大好きな言葉です。
まとめ
わたしの後輩の潜水士も「助けて」の一言が言えず。
家族にも何も言わずに自ら命を絶ちました。
悩んでいるのは何となく解っていたようですが、そこまで悩んでいるのは誰も気づいてあげられなかった。
残った人も自らを責めてしまったでしょう。
わたしを含めて、悔しい思いをしていると思います。
どんな悩みでも、自分だけで解決しようとしないこと。
「助けて」の声を発してください。
「助けて欲しい」と声に出す勇気を持ってください。
そして、助けてくれる人と共に解決の道を探る。
とても大事だと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
幸福へようそろう!でお願いします。
※ようそろう:武士言葉「よう御座候(ござそうろう)」が転じた海事用語・操舵号令。船首を向ける。または向けたの意味。
詳しくは、ようそろ – Wikipedia
音声で聴きたい方は▼こちらから
stand.fm (スタンドエフエム):メンタルを安定させる行動〜その5 助けを呼ぶ〜
Written by うつ専門メンタルコーチメタル
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