あなたにとってどんな感情がエネルギーなのでしょうか?
【勇気づけの専門家】元海上保安官うつ専門メンタルコーチのメタルです。
昨日は2月1日だったので、椿大神社へ恒例の朔日参りへ行ってきました。
一昨年の10月から毎月この神社へお詣りするようになってから、道が開けたように自分のやりたかったことが明確になってきたんですよね。
さすが、道祖神、道開きの神様です。
そこでいつも通りお詣りを済ませた後、駐車場の車に戻りいろいろ考えていました。
そもそもどうして、うつ専門メンタルコーチを始めたのかなどなど。
やっぱり悔しい想いをいっぱいしてきたからかなって思ったんです。
受験・就職の失敗
ちょうど20歳の頃、わたしは大学受験に失敗して1年浪人生活を送り、それでもダメで就職もできずにいました。
ただ何となく船に乗りたいなという思いだけはありましたが、バイトに明け暮れる毎日。
海上保安庁の募集を知り、これなら船に乗れると思って受験しました。
当時は、景気が良かったので公務員って人気がなかったんですよね。
運良く合格して20歳の秋に入庁、流されるまま船に乗っていました。
潜水士・海上保安官として
1年間の養成期間を終えて、現地に出ると乗った船がたまたま潜水士を乗せている船でした。
海上保安庁の潜水士が一般的に知られたのは、映画「海猿」以後。
当時はまだまだ知名度もなく、庁内でも辛いだけで負荷が多く人気がない職責だったんです。
だから、船に乗る若手は否応なしに潜水研修へ放り込まれる状況でした。
今の若者のように「潜水士になりたくて入庁しました」なんて高い志もなく、仕事だからやるという感じです。
勘違いして欲しくないのは、この「仕事だからやる」というのは、仕方なくやっていたとか、イヤイヤやっていたという訳じゃありません。
自分の趣味じゃなく仕事として懸命に取り組んでいましたが、好きでやっていたという訳でもないという意味です。
その後、現役潜水士時代、潜水士を辞めてからも数多くの海難現場、事故現場へ赴きました。
そこにあったのは、映画のように九死に一生を得て救助するなんて現実はほとんど無く。
悔しい想いの繰り返しだったように思います。
悔しい想い
現場に着いたときには、すでに病院へ運ばれて亡くなっていたとか、船が沈んだ後だったとか…
ヨットが遭難したときは、外洋で波の高さが7〜8メートルあり、救助できず一晩中見守っていたところ朝になったら転覆していて乗組員のほとんどが亡くなった事故もありました。
昨日までは、みんな生きていたのに助けられなかった…
とっても、悔しかったのを覚えています。
一方、自ら海に身を投げて自死する人も数多く見てきました。
そんなことを思い出していたら、このままでは人生終われないという想いが溢れてくるのを感じたんです。
これは「誰かのために」とか「困っている人を助けたい」とかとはちょっと違う。
もっと個人的な悔しさだったり、腹立たしさですね。
だから、このままでは人生終われない、終わりたくない。
そんな想いです。
まとめ
今年で61歳になるので、元気に働けるのは後10年ほどでしょう。
残り少ない人生、どれだけできるか解らないけど、うつ専門メンタルコーチとして出来るところまでやってみよう。
そんな想いが湧いてきたのでした。
悔しさをバネにとか言いますが、わたしにとって「悔しい」という感情がエネルギーになるのかもしれませんね。
あなたににとって、どんな感情がエネルギーになるのでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
幸福へようそろう!でお願いします。
※ようそろう:武士言葉「よう御座候(ござそうろう)」が転じた海事用語・操舵号令。船首を向ける。または向けたの意味。
詳しくは、ようそろ – Wikipedia
Written by うつ専門メンタルコーチメタル
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