聴く力です。
日本語には同じ「きく」という行為でも、「聞く」と「聴く」がありますよね。
英語だと「hear」と「listen」の違いかな。
日常では、人の話が終わるまで黙って聞いている事って少ないんじゃないでしょうか?
わたしが心理学の勉強を始めるまで、あまり意識していませんでした。
思い返せば、最後まで聴かずに自分の話をかぶせたり、いつの間にか自分の事ばかり話していることが多かったですね。
多くの場合、こういうコミュニケーションをしていると人間関係が上手く行きません。
やはり、聴く力がコミュニケーションの基本なんです。
なぜなら、人は自分の話を聴いて欲しいし、聴いてくれる人を「私のことを理解してくれている」と感じるから。
そこにコミュニケーションの基礎が築かれます。
わたしも、聴く力を付けるために人と話をしているときは、相手が完全に話し終わるまで、こちらの考えを言わないようにしています。
最初は、衝動を抑えるのが大変でしたけど、意識すると案外簡単にできるようになりますよ。
Points of You®のエンカウンター
わたしがエバンジェリストを務めるコーチングゲームPoints of You®にエンカウンターというワークがあります。
その時のテーマを頭に置きつつ、写真カードを見つめながら、ファシリテーターからの質問を受け、自分の心と向き合います。
そうして出てきたことを二人一組で発表をするワークです。
この時に1人が話しているときは、もう1人は約2分〜3分黙って聞いているのがルール。
うんうん、と頷きながらひたすら聴きます。
途中、相手の話を中断してはダメ。
そして、時間が来たら聞いた内容についての感想を相手に伝えます。
これがコミュニケーションの基礎だと思うんですがいかがですか?
疑問を問う
例え、すぐには相手の話の内容が入ってこなくても、「何が言いたいんだろう」「何が伝えたいんだろう」「どういう目的でその話をするんだろう」と、相手の話にじっと耳を傾けていると、飽きずに人の話を聴いていることができます。
そして、疑問に思ったことを尋ねてみる。
そうすることによって、お互いの考えの溝を埋めることができるんですよね。
確かにいつ終わるんだろう?という話を延々としている方もいます。
そんな時は、「ポカン」としながら聴いてあげるとこちらもあまり苦痛にならないかもしれません。
相手の心の中には、終わりのない話をする目的があるのですから。
これにも聴く力が必要です。
まとめ
真剣に相手の聴くという行為は、とても疲れます。
自分が話すよりも疲れるかも。
しかし、大切な人の心を一番簡単に癒やす効果があると思います。
部下の話、奥さんの話、じっと聴いているだけで関係が良くなるなら安いと思うんですけどね。
あ、そうそう、男性のみなさん、女性の「相談に乗って欲しい」というのは、ただ単に話を聴いて共感してもらうのが目的です。
だから、絶対にアドバイスしないように。
過去に「私の話を全然聞いてない!」と言われて何のことやらサッパリ解らない男性諸君。
そういうことなんです。
逆に、じっくりと女性の話を聴いてあげる能力を身につければ、モテ男になるかもしれませんよ。
参考までに
そんなコミュニケーション能力を高めるPoints of You®のワークショップやります。
Written by メタル(@Metal_mac)
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