責めることをどうして人はしてしまうんでしょうか?
【勇気づけの専門家】元海上保安官うつ専門メンタルコーチのメタルです。
わたしが、うつうつとした状態の頃は、仕事などで上手く行かないことがあると人を責めていました。
今考えると、これ時間の無駄でした。
何故なら、これで問題が解決したことがないから。
自責と他責
まずは自責と他責がどう心や周りに悪影響を及ぼすか考えてみましょう。
他責
自分は正しい・他人が間違っている。
責めることによって、行動しない言い訳を自分にしているように思います。
あいつのせいで、こうなってしまった。
だから責任を取ってもらおう。
解決に向けて、自分が何もしない言い訳をしているに過ぎないじゃないでしょうか?
関係者であれば、何か手伝えることもあったはず。
会社なら、同じ目的を持ったチームなので協力しあうことも出来たはずなのです。
よしんば他人のミスで結果が思わしくなかったとしても、「罪を憎んで人を憎まず」人一倍責任を感じているのは当人だと思うんです。
とはいえ、自分を責めても、これまた問題解決しないんですよね。
自責
自己否定といってもいいでしょう。
過去、自分がこんなことをしてしまったから、こうなってしまった。
と自分を責めすぎると、個人ではどうしようもないことを思い詰めてしまう結果になる。
もちろん、自分の責任だと認識するのは大事ですが、自分の責任だと感じたら、それを解決する方法を探す段階へ行かなければならない。
だけど、落ち込んだ状態ではすぐに解決する方法を見つけようと思えないんですよね。
今何ができるのか?
大事なのは、何か問題が起こった時に「じゃあ、今何ができるか?」と考えることなんですけどね。
だけど、自分を責めていると自信がなくて行動へ移せないんです。
また、毎回成功しなければならないと感じてしまう。
もとメジャーリーガーのイチローだって、3回に1回しかヒットを打てないのに、毎回ヒットを打つなんて不可能でしょ!?
自分がやることやって、それで結果はその時の運。
今回、結果は出なかったけど一生懸命やったと自分を褒めてあげてください。
何より大事なのは、次回のやる気を起こさせることなのです。
幸福へようそろう!でお願いします。
※ようそろう:武士言葉「よう御座候(ござそうろう)」が転じた海事用語・操舵号令。船首を向ける。または向けたの意味。
詳しくは、ようそろ – Wikipedia
Written by うつ専門メンタルコーチメタル
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