「自己肯定感をあげる」ってタイトルに書きましたが、わたしはどうしても違和感があります。
パワハラ・モラハラ・いじめが無い、人々が横の関係で繋がる世界を創り、夢実現をサポートする【勇気づけの専門家】自己実現力育成コーチのメタルです。
自分で書いておいてなんですけどね。
どうして違和感があるかというと、人間誰しも「産まれながらに自分を肯定している」と思うから。
つまり、「自己肯定力」は、もともと備わっていると思うのです。
子どもの頃の自己肯定感

わたしの孫(3歳男の子)を見ていると、もう良い意味でやりたい放題(笑)。
「あれしたい」「これしたい」って「やりたい!やりたい!やりたい!」というエネルギーで満ちあふれています。
この状態が、本来の姿だと思うんです。
好奇心に満ちあふれ、元気いっぱい。
だけど、どうして元々あった自己肯定感が下がってしまうのか。
たとえば、孫の状態が自己肯定感10だとしましょう。
それが、人によっては高校卒業する頃には、6ぐらいまで下がっている。
社会人になると4ぐらいに下がるかもしれません。
そして「人生こんなもの」と諦める人もいるでしょう。
どうしてこんな事になるんでしょうか?
人生のマニュアル
アドラーの言葉にあるように10歳の時にできあがった「人生のマニュアル」をいつまでも使い続けているからじゃないかなって思うんです。
人間は、経験からしか学べません。
だから、経験した結果から学んで次の行動への指針にします。
確かに子どもの頃はできないことが多い。
でも、それって当たり前なんです。
まだまだ知識と経験が無いのですから。
ただ、それだけのこと。
知識・経験を重ねることでできるようになる。
この「できなかった」時に親や周りの人から「できないのにやろうとしないで」とか「こんなこともできないのか」なんて言われると、それがマニュアルに書かれてしまう。
「できないことはやってはいけない」
「簡単なこともできない人間だ」
ってね。
そして、それがセルフイメージを作り上げるんです。
自己肯定感って書くように、ただ単なる感覚がするだけ。
セルフイメージという通り、単なるイメージ。
あなたの本来の価値とは「無関係」なんです。
大人になったあなたは子どもの頃と違って、多くのことができるようになっている。
ただ、それに気がついていないだけなんですよ。
そこへ目が向いていないだけ。
まず、その事に気がついてください。
実は、わたしも自己肯定感が低い1人でした。
わたしも子どもの頃から「どうしてこんな簡単なこともできないの?」とか「役に立たないわね」「ワガママばかり言うんじゃない」って母親から言われていました。
そして「出る杭は打たれるわよ」とできるだけ、自分の気持ちや意見を言わないようにしてきました。
結果、自分が大嫌いになったんです。
大嫌いな自分がいるかぎり、自己肯定感って保てないんですよね。
わたしが言っている意味がわかっていただけますか?
転ばずにできるようにならない
わたしがよくいう例えに「転ばずに自転車に乗れるようになった人はいない」があります。
逆に言うと、自転車が乗れるようになるには何度も転ばなければならない。
大事なのは、転んだ時。
転んだときに「どうしたらできるんだろう?」と考えるか、「どうせできない」と諦めるかなんです。
これは「思考の癖」、ただの習慣です。
「子どもの頃から使っているから簡単に変わらないよ」って思いましたか?
そう簡単(短期間)には変わりません。
でも、小さな成功体験を積み上げることで確実に変わります。
確実に元に戻ります。
保証します。
もう一度書きます。
自己肯定感は単なる「自己肯定感」とあるように単なる「感覚」であって、真実とは違う。
今はできないだけでなんです。
今はできないだけ。
諦めずに小さな成功体験を繰り返して行けば、必ずできるようになるんです。
成功体験を積み上げる
前述の小さな成功体験を積み上げるには、考え方を変え、行動を変える必要があります。
「できない⇒どうせできない」から「できない⇒どうしたらできるんだろう?」
へ変えていく。
できなかった時に「どうしたらできるんだろう?」という考え、行動していけば、少しずつ成功体験を味わえるので、そのまま自己肯定感も上がっていきます。
つまり自己肯定感10の大人に戻ることができる。
あ、一番やっちゃいけないのが、できなかった時に自分を責めること。
もちろん、反省は必要ですよ。
でも、大事なのはその反省の目的。
何のために反省するのか?です。
次に同じような事があったときに、同じ間違えをしないために反省するのであって、自分を責めるために反省するのではありません。
ここ、よく間違えます。
よりよい未来のために反省するんです。
自分を責めたって、なんの改善にもならない。
とはいえ、やったこと無いことをチャレンジするのは怖い。
誰だってそうです。
人間には、現状維持機能(ホメオスタシス)がありますから。
怖いのは当たり前なんです。
コーチング
この考え方・思考の癖(パターン)の変化・変容を支援するのがコーチングなんですよね。
実際、わたしもPoints of You®コーチングゲームでセルフコーチングを繰り返したり、またコーチングを受けたり、ワークショップへ参加するうちにドンドン意識、考え方が変わってきました。
海上保安庁を退職した4年前とは、全く違った人間だと自信を持って言えます。
わたしのコーチングを売り込むつもりはありません。
もちろん、受けていただければ嬉しいですが…f^_^;)
少しでも、このコーチングを多くの人に知ってもらって、幸福へ舵を切って欲しい。
自分を好きになって欲しいんです。
イメージしてみてください。
会社で自分がやりたい仕事をバリバリこなしている状態。
どんな気持ちがしているでしょうか?
新しい未来へ向かって頑張っている自分を応援できたら、どんな気持ちになるでしょう。
大好きな仲間と一緒になって活動している自分。
そんな自分を素敵だと思いませんか?
自分や周りの人を応援しながら、幸福へ向かって舵を切る。
そうすると、充実した人生になると思いませんか?
まとめ
長々と書きましたが、自己肯定感をあげる方法はとってもシンプルなんです。
- 自分へダメ出ししている自分に気がつき、自分を責めるのを止める
- 「どうしたらできるんだろう?」と考え、成功体験を積み上げる
たったこれだけ。
これを阻むのが、子どもの頃にできあがった人生のマニュアル。
もうそろそろ新しいマニュアルを作りませんか?
Written by ウミザル式自己実現力育成コーチ メタル
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