わたしには、おっさんが怖いという感覚がずっとありました。
「おっさん=中年男性」です。
特に上から目線で命令されたり、指示されたりすると心が凍り付くのです。
思考が停止して混乱してしまう。
自分でも、異常な反応だとは思っていたんですが、原因が解りませんでした。
ところが、Points of You®のカードを観てセルフコーチングをしている時にポロッと気が付いたんです。
反応
中年男性と話すときには、無意識のうちに身構えていました。
特に強面で初対面の男性は苦手。
無意識のうちに、相手の顔色を伺いながら話している自分がいました。
ちょっとビビりながら、というと解りやすいでしょうか。
例えば、こんなことがありました。
もう、20年以上前ですが、英会話を真剣に勉強していたことがあって、英検2級の筆記試験に合格しました。
二次試験は1対1の面接です。
試験の当日、面接する部屋へ入ると大学か高校の先生風の中年男性がいました。
面接試験は、英文の物語を読んで、試験官からそれに関する質問を受けて答えるという形式。
その中年男性の試験官から、英文の問題を渡されて読むのですが、何だかとっても緊張してしまい頭に入ってこない。
試験官から、質問を受けても身体が硬直して、一言も話せなくなってしまいました。
一言も話せないうちに、試験は終了。
もちろん、試験の緊張もあったと思うのですが、相手が女性だったらあんなに緊張することはなかったと思います。
父親との関係
わたしの父は、約10年前に他界しています。
子どもの頃、いろんな事を教えてくれる父が大好きでした。
母よりも、父の方に親しみを感じていたほどです。
そんな父とは大人になってからも、良好な関係が続いていました。
ちょうどわたしが海上保安庁へ入庁した頃は、カラオケが流行始めた時期だったこともあり、帰省するとスナックで一緒に飲んで歌っていました。
そんな良い関係だったので、まさか父親が原因だとは気が付かなかったのかもしれません。
折檻
子どもの頃、わたしが言うことを聞かなかったり、悪戯をすると、父親から自宅の庭にある物置や室内の押し入れに閉じ込められるという体罰を受けていました。
小学校低学年くらいまででしょうか。
わたしが泣いて謝るまで、許して貰えなかったのです。
しばらく経つと、よく母が物置や押し入れから出してくれたのを覚えています。
もちろん、父もわたしが憎くてやっているわけじゃなく、それが教育だと思っていたんでしょうし、父もそんな体罰を受けながら育ったのかもしれません。
だから、恨んではいるわけじゃありません。
潜むインナーチャイルド
子どもの頃から知らず知らずのうちに「父親のことが大好き」という自分と「父親は怖い」というビリーフを持った自分が形成されて行ったのでしょう。
そして、大好きな父親だからこそ、自分に体罰を与える父親を「怖い人」だと思う自分を受け入れることができずに心の底へ押し込めてしまったのかもしれません。
それが、いつしか潜在意識に「中年男性は怖い」というインナーチャイルドとなって居座ってしまったようです。
そして、中年男性から、批判されたり、責められたりすると異常なほど恐怖感を覚える反応となって現れていたのでしょう。
まとめ
わたしの場合、こういうインナーチャイルドは、それに気が付いてしまえば、もう顔を出すことはありません。
そして、気が付いた後は、まるで、船が錨を上げて航行を開始するように心が軽やかになります。
インナーチャイルドって、子どもの頃の自分が、押し込められている事に気が付いて欲しくて、怒りの感情とか恐怖の感情を使って知らせているのかも。
みなさんも、何かの言葉に反応して怒りを覚えたり、恐怖を覚えたりするようなことがあったら、心の底に押し込められた子どもの自分がいないかどうか、探してみると良いと思いますよ。
Written by ✨️Change view point コーチ メタル
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