減点主義と加点主義どちらがやる気が出るでしょうか?
【勇気づけの専門家】元海上保安官うつ専門メンタルコーチのメタルです。
生きるのが苦しいと言われる世の中で、少しでも快適に生きることができるようになるヒントになるシリーズ。
今日は、第2話です。
無意識の情報収集
人間の脳は、注目していることの情報収集を始めます。
つまり、興味関心のあること。
車が好きな人は、新車発表の話題とかF1などのモータースポーツのニュースに目が行くでしょう。
昔のわたしはAppleに興味があったので、新製品や新OS、新しい機能が発表されると追いかけていました。
iPhoneの発表などのイベントがネットであると、徹夜で見ていましたね。
また、お料理に興味がある方は、美味しそうな料理があるとレシピや作り方が気になるはずです。
このように、人は無意識に興味関心事の情報収集をして、頭の中はその興味関心事でいっぱいになっていきます。
これは、考え方やモノの見方も同じこと。
世の中の不正や犯罪、ゴシップなどネガティブな話題ばかり見ていると、そんなニュースが気になります。
情報は感情と結びつく
そして、そのニュースに対して「怒り」とか「悲しみ」などの感情に注目すると、そんな「怒り」や「悲しみ」の感情が湧くような情報収集を始めます。
あなたの周りにもいませんか?
いつも何かに怒っていたり、いつも悲観的なモノの見方をする人。
そういう方は、そんな情報が好きなんですよね。
本人は気がついていないかも知れませんが、少なくとも脳はそう判断しています。
だから、そんな怒ったり、悲観的な情報が目に飛び込んでくる。
当然、メンタルは不安定になって、生き苦しさを感じますよね。
減点主義より加点主義
なので、生き苦しさから脱出したかったら、減点主義より加点主義をオススメします。
よく言われるのはコップに水が50%入ってる状態を見てどう思うか?というお話。
もう半分しかないと思うか、まだ半分あると思うかのあれです。
これも思考の癖なんですよね。
足りない部分に注目するか、まだある部分に注目するか。
どちらに注目するかによって、メンタルはまるで違ってきます。
当然、後者の方が快適に毎日が過ごせるでしょう。
例えば、今日やろうとしていた仕事が10個あったとして、その内3つ出来たとしましょう。
残り7つ出来なかったと思うと気分が落ち込んで意欲が無くなるでしょうが、3つ出来たと考えると「明日残りをやるぞ!」と意欲が湧いてくる。
また、他者に関しても同じような視点で声をかけると相手の意欲を引き出します。
例えば、テストの成績が100点満点中、60点しか取れなかったお子さんなどに声をかけるときは、「どうして60点しか取れなかったの!?」と責めるより「60点取れたわね、あと40点頑張ってね」と声をかけた方が、お子さんのやる気が出るでしょう。
人間は生き残るために、足りない部分に注目するように出来ているので、意識しないとついつい減点主義になってしまいます。
だから、意図的に加点主義を心掛けないとご機嫌でいられる思考の癖が付きません。
だからこそ、意識して「良いとこ探し」をしていきましょう。
まとめ
夜寝る前に今日あった良いことなどを探して記録する。
そういう習慣を付けるといいでしょうね。
わたしのセミナーでは、そんなメンタルが安定する方法をいろいろお伝えしています。
詳しくは、メルマガで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
幸福へようそろう!でお願いします。
※ようそろう:武士言葉「よう御座候(ござそうろう)」が転じた海事用語・操舵号令。船首を向ける。または向けたの意味。
詳しくは、ようそろ – Wikipedia
Written by うつ専門メンタルコーチメタル
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