この【勇気づけの専門家】と名乗りだしてから4か月経ちました。
あなたの心に🔥を付ける勇気づけの専門家 ウミザル式自己肯定力育成コーチのメタルです。
この【勇気づけ】とはアドラー心理学に出てくる言葉で、簡単にいうと人を元気にする言葉がけや関わり方を意味します。
アドラー心理学
アドラーは、肯定感が低いのは勇気が挫(くじ)かれている状態だと言っています。
挫かれているだけですから、本来人の中には勇気がいっぱいあるわけです。
そんな挫かれた心を元に戻すのが、勇気づけ。
よく「褒める」のとどう違うの?という質問を受けますが、「褒める」という行為は上から目線の声かけです。
つまり、人と上下関係で関わること。
上司より部下は下だから、上司の言うとおりに動くのが当然。
子どもは親より下だから、親の言うことを聞いて当然。
昔から、こういう考え方にはとっても抵抗感がありました。
海上保安庁という階級社会にいたのにね。
わたしは、若い頃から「役職は単なる役割に過ぎずない」という考え方です。
つまり、お芝居で役者が役を演じるようなもので、部長は部長の役、課長は課長の役が廻ってきただけのことという考え方。
だから、どれだけ階級が高くても、地位が高くても、人間として尊敬できない人と仕事するのはとっても辛かったですね。
アドラー心理学にハマったのは、この横の関係の概念がとってもシックリきたからだと思います。
勇気づけの方法
勇気づけの声かけは、いろいろあるのですが一番簡単なのは「うれしい」「ありがとう」「助かりました」という感情や気持ちを伝える言葉。
こう言われて誰も悪い気持ちはしないはず。
また、結果に注目すると「テストの点が悪かったから褒めてあげる」「テストの点が悪かったから罰を与える」などの賞罰主義になりやすい。
「え?どうしてダメなの、それって普通じゃない?」という方も多いでしょうが、これって上から目線の声かけなんです。
つまり、褒める(罰する)側が上、褒められる(罰せられる)方は下という上下関係の上に成り立つコミュニケーションです。
この「勇気づけ」と「賞罰主義」の違いがわからない方は、その言葉が目上の人に使えるかどうか?で判断すると良いでしょう。
例えば、業績を称える場合。
職場の上司に向かって「部長よくやりましたね、偉いですね〜すごいすごい」と褒めてみましょう。
たぶん部長さんは「バカにしてるのか!」と怒るはず(笑)
勇気づけは「部長お疲れさまでした。大変な苦労だったと察します。わたしは端から見ていて感動しました。」という労いの言葉。
後者は、結果には左右されない言葉だということが解ると思います。
やっぱり、こうやってお互いに労って、感謝を伝え、勇気づけ合う世界って素晴らしいじゃないですか。
他にもいろいろ勇気づけの方法はあるので、ご興味のある方はこんな本を読んでみてください。
使用の心理学
アドラー心理学は、使用の心理学とも呼ばれていて実際使ってみて始めて効果を実感できます。
そう名乗ると視点がそうなるのか、日常いろんなことに感動したり、感謝したりできるようになりました。
最近、思わず労をねぎらう言葉がうっかり口から出てくることがあって、自分でもビックリ。
その日の仕事を終えて、夜8時過ぎに近くのスーパーへ行ったら、まだ沢山の人がレジや店内で働いています。
(自分が帰宅する時間になっても、この人達は一生懸命働いている)とちょっと感動してしまいました。
そして、レジの女性に別れ際、思わず「遅くまで大変ですね」と声を掛けている自分がいました。
そんなこと言う人間じゃなかったのにな〜(笑)
まとめ
なにも、すごいでしょ!と自慢するためにこの話を持ち出したわけではありません。
自分のセルフイメージは自分で作ることができる
ということをお伝えしたいんです。
そのためには、「こうなりたい!」という自分を公言し、肩書きとして名刺に印刷して会う人にそれを配る。
まずは、決めて行動すると、自分の内面が変容していくのです。
夢を現実にするか、夢を夢のままで終わらせるのか?
それを決めるのは、あなたの行動だけなのです。
参考までに
Written by ウミザル式自己肯定力育成コーチ メタル
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