人間、不安になることはよくあります。
むしろ、人間だから不安になるのです。
しかし、不安なことを考えれば考えるほど、心の中に居座りいつまで経っても解消できません。
では、不安な気持ちはどうして心に浮かぶのでしょうか?今回はそんな不安の原因を突き止めて解消する方法をひとつご紹介します。
不安なことはいつ起こること?
わたしはサラリーマンでしたが、自分の時間を自分のものに取り戻すため、サラリーマンを辞めてフリーランスになることにしました。
サラリーマンを辞めると決めたものの「お金がなくなったらどうしよう?」と、とっても怖かった。
本業以外の収入は、ブログで得られるアフィリエイトの月数万円。
お小遣いとしてはいい方ですが、家族4人が生活するには全く足りません。
退職金を食いつぶしながらの生活です。
そこで、実際現在の支出を続けた場合、実際にお金がOになるのか計算してみました。
すると、今のままの生活を続けても1年間は食べていけることが判明。
わたしの心配していた「お金がなくなったらどうしよう?」という不安は1年後に起こる可能性があることがハッキリしました。
つまり、不安なことが起こるのは1年後であって、今ではありません。
じゃあ、わたしが、やることは一つ。
1年後までに喰っていけるだけのお金を稼ぐことです。
目標設定
これで、いつまでに達成するか目標設定ができました。
この目標設定は、NLPでも重要視されていて、授業の一番初めに将来なりたい自分の姿をイメージし、いつまでにそれを達成するか目標設定をします。
そうすると、次はその目標へ向かって自分が「今できること」が明確になります。
では、不安なことがある方は、下の質問に自問自答してください。
- ○月○日までの目標設定
- 手に入れたい成果は何か?
- その成果は達成できたことはどうしたら判るか?(銀行にお金が振り込まれたetc)
- その成果は、具体的にどういうことになるか?(5W1Hで、いつ、どこで、なにを、だれと、どのように)
- その成果を得るために今あなたが持っている資源・資産(人脈、モノ、金、情報、心理的状況etc)は何か? また必要な資源・資産は何か?
- 成果を達成するのに自分の中で抵抗となるものは何か?
- その成果を手に入れることは、どんな意味があるか?そして生活や今後の人生にどう影響するだろうか?
- じゃあ、何から始めますか? 今日・明日にでもできることは?
不安が2週間以上続いて気持ちが晴れない場合
もし、あなたが不安で2週間以上気持ちが落ち込む場合は、うつの可能性があるので無理せずに心療内科などを受診することをオススメします。
わたしも昔、たまに突然不安が襲ってくることがあり、その不安から逃れるために、死んでしまいたい衝動に駆られる時がありました。
しかし、どうして良いか理由も分からず1年以上放置していたのですが、独りで車を運転している際に、突然不安が襲ってきて急ブレーキを踏んだことがあります。
幸い事故にはなりませんでしたが、さすがのわたしも、これは変だと気がつき精神科を受診したところ、パニック障害だと判明したのでした。
パニック障害は、突然起こる激しい動悸や発汗、頻脈(ひんみゃく:脈拍が異常に多い状態)、ふるえ、息苦しさ、胸部の不快感、めまいといった体の異常と共に、このままでは死んでしまうというような強い不安感に襲われる病気です。
via: パニック障害ってどんな病気?
心の病というと、何か特別な病気のように考える方がいますが、ストレスで胃潰瘍になるようにストレスが身体に出ず心に出ただけで、何も特別なことじゃないとわたしは考えます。
最初ちょっぴり勇気がいるかもしませんが、なにかおかしいな?と感じたら専門医や心理カウンセラーなどの専門家に相談することをオススメします。
まとめ
不安というのは、ぼんやりしているから不安に思うのです。
正体がわからず、モヤモヤしている状態が不安な状態なのです。
つまり、幽霊の正体見たり枯れ尾花(幽霊だと思って怖がっていたモノが、実際に見てみたらススキの穂だった)の例えのように、その正体を明確にしてあげれば、不安は少なくなります。
そのためには、頭の中で考えているだけでは、明確になりません。
ノートでも、新聞広告の裏にでもいいので、不安なことを書き出し、前述の目標設定を使って未来をイメージしてください。
そして、イメージを膨らませて、すでにそうなっている状態を想像してその時の気分に浸ります。
そうすることで、心が楽になります。そして、脳はその目標へ向かっての解決策を考え始めるのです。
わたし達は、過去にも未来にも生きていません。
生きているのは今ここなのです。
今できることをめいっぱいやる。
それで、いいんじゃないでしょうか?
Written by メタル(@Metal_mac)
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