どうして男って共感するのが苦手なんでしょう?
人々が自己肯定感を取り戻し、横の関係で繋がる心地よい世の中を本気で創る【勇気づけの専門家】うつ専門メンタルコーチのメタルです。
そう思っている女性の方って多いんじゃないのかな。
たしかに、感情に寄り添うのが苦手な男性は多いです。
先日SNSで、男性に共感されなかったと憤慨している女性の友人がいたので、わたしの考えをお話ししますね。
みんなと一緒の女性社会
女性は、基本的に横の繋がりの「みんなと一緒」という感覚を大事にします。
これは、太古の昔から女性は家族や仲間とコミュニケーションをとって、安心安全の場を創ることを意識しているからです。
人と人の「輪」を大事にする文化。
これは女性が持つ「和」にも繋がるように思います。
他者とは違うの男性社会
逆に男性は「他者とは違う」という感覚を求めます。
つまり、他者とは違う、優れていることで自分の存在意義を見いだす傾向が強いんです。
だから、小さい頃から競争や戦いが好きなんですよ。
うちの孫も、よく恐竜通しを闘わせて遊んでいますが、そんな理由からだと思います。
他者と優劣がハッキリすると安心する。
つまり、縦の序列が曖昧だと落ち着かないんです。
他者と比べて優れていると安心する反面、こいつには勝てないなと思うと、相手のことを素直に認めることができるんですよ。
優劣がついて、相手より優れていることが証明できると、それ以上相手を攻撃することもありません。
負けを認めること
これが、どうして共感しないことと関連するかというと、共感ってその字の通り「共に感じる」こと。
勝ち負けが判断基準の男性にとって、喜びを共に感じるのは良くても、悲しみの感情を悟られるのは負けを認めたことになり、屈辱でしかないんです。
悲しいことがあると自分の中で消化できるまで、放っておいて欲しいって思うんですよね。
だから、感情を人に悟られるのを嫌がる。
つまり、自分を守るために女性のように感情をさらけ出せないんですよ。
結果、感情よりも、「こうするべき」「こうした方が良い」という理論的な思考になってしまうんじゃないでしょうか。
でも、やっぱり辛い時は、辛いって口に出せた方がスッキリするんですよね。
独りでいろんなことを解決するのは、限界がある。
助けを求めることができると、とっても心が楽になるんです。
うつで男性が多い理由
だから、うつなどの心の病にかかるのは男性が多いんじゃないのかなって思うんです。
ちなみに、自殺者も女性より男性の方が圧倒的に多いのもそんな理由からじゃないでしょうか。
わたしも、パニック障害の発作が初めて出てから、病院へ行くまで1〜2年かかっています。
その時も、まさか自分が心の病にかかったとは思わなかったのもあります。
しかし、それ以上に今ほど心療内科などもなく、精神疾患について注目されていなかったので、そういう心の病にかかるのは「心が弱い」=「情けないやつ」と思われるのが怖かったように思います。
つまり、負けを認めたくなかった。
でも、それは勝ち負けじゃなく、頑張りすぎて心が疲れているだけ。
じゃあ、どうすればいいか。
とってもシンプルです。
疲れたら休む。
ただそれだけのことで、改善するんですよね。
そして、思考の癖を自分以外の誰かが考えた「こうすべき」「こうした方が良い」という理論から、自分は「こうしたい」「こう生きたい」という自らの感情を大切にすることで、自分らしい人生を生きることができるようになると思います。
まとめ
「こうするべき」「こうした方が良い」ではなく。
自分がどうしたいのか?
それに意識を向けて、行動することで幸福が見えてくると思います。
幸福へようそろう!でお願いします。
※ようそろう:武士言葉「よう御座候(ござそうろう)」が転じた海事用語・操舵号令。船首を向ける。または向けたの意味。
詳しくは、ようそろ – Wikipedia
Written by 【勇気づけの専門家】うつ専門メンタルコーチ メタル
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