やる気が出ないときは、そもそもやりたいことなの?と自分に問いかけてください。
横の関係で繋がる世界を創る【勇気づけの専門家】自己肯定力育成コーチのメタルです。
人間、「できること」と「やりたいこと」が違うことがままあります。
例えば、できるからこの仕事をやっているけど、あまり楽しくない。
自分に合っているとは思うけど、なんだかワクワクしない。
こんなことないですか?
はたして、その状態はあなたにとって幸せでしょうか?
できること
わたしも35年間海上保安庁にいて、その内20年は船に乗ってました。
船の運航は楽しかったし、自慢じゃないけど自分でも操船(船の操縦)は上手な方だったと思っています。
自慢ですが(笑)
操船の上手下手はセンスだといわれます。
車の運転は、コンピュータで人間が操作しなくてもできちゃう時代ですが、船の操船は人間じゃないと多分無理。
というのも、潮の流れや風の影響が刻一刻と変わるうえ、船の形によっても動きが変わります。
つまり自然相手なので、予測不能なのです。
特に風が強いときや潮が強いときに桟橋から離れたり(離岸)、桟橋に着けたり(着岸)する時の操船は、いちいち考えていたら間に合わないんですよね。
経験に蓄積された勘が大事。
勘が悪い人、つまりセンスが無い人は何十年船に乗っていても下手です。
大型船の舵を持ちながら、「俺の方が船長よりうまいや」と思ったことが何度もあります。
(大型船の場合、船長は直接舵を持たずに船橋の外(ウイング)へ出て、船の動きを見ながら機関部へ指示を出したり、舵を持っている操舵手に指示を出します)
頭で理解しようとするのではなく、感覚で覚えるしかないんですよね。
人間の脳ってホントに高性能なコンピュータだなって思います。
話を戻しますと、そういう機械じゃできないこともできた私ですが、必ずしも海上保安庁での勤務、船での生活が好きだったか?と問われると「?」です。
船に乗っている間は、拘束されるし自分の自由がない。
海上保安庁も組織なので、縦社会です。
多くの人がいるので、今でいうパワハラもあったし、妬みもあった、仲間の悪口を言う人間も多くいいたし、愚痴ばかり言う人も。
横で繋がるのが好きなわたしには、苦痛でしかたありませんでした。
そういう環境にいて、ストレスまみれになって、うつやパニック障害、急性胃炎、中心性網膜症などを発症しました。
今と比べると、けして幸せではなかったですね。
だから、趣味のブログやAppleの活動にのめり込み、週末は飲みに行って散財していたんでしょう。
そんな趣味や活動は、わたしの人生に多大な影響を及ぼしているし、とても素晴らしい仲間と出会えたので良かったと思っています。
だけど今振り返ると、どこか歪な状態でしたね。
やりたいこと
ちょうど4年前のこの時期に、その状態に終止符を打ちたいと真剣に考え始めました。
ビジネスにも興味があったのでやってみたかったけど、公務員だったのでできない。
休みの日は、仕事を忘れてノンビリしたかったのですが、事件事故でいつ呼び出しがかかるか解らない。
旅行へ行くのも職場の調整が必要で、それもストレスになっていましたね。
そんな不満だらけなのに、通勤電車に乗って職場に行く自分が嫌でたまりませんでした。
正直、仕事を辞めてから何をしようかはあまり考えていませんでしたね。
変に楽天的なのか、どうにかなるんじゃねえかな〜って心の底で思っていたように思います。
今振り返ると、もっといいやり方はあったように思いますが、あの時期思い切らなかったら、ストレスを抱えながら未だに海上保安庁にいたかもしれません。
そう考えるとゾッとします。
そうは言っても、「やらなきゃならないことはやらなきゃならないでしょ?」「そんなに簡単に現実は変わらないよ」って思いました?
うん、うん、わたしもそうでした。
そう思っていました。
だから、辞めたいと思いながら、実際辞めるまでに6年かかっているんですよ。
自分の理想の世界に棲みたいと思ったら、それに向かって今少しでもできることをやる。
今の連続が、未来を創るのですから。
いつやるの! 今でしょ!
まとめ
書きながら少々、熱くなりましたが(笑)…
できるからやっちゃうけど、実はやりたいことじゃなかった。
そういうことは、良くあることじゃないんでしょうか?
もし、みなさんも現在の仕事などに「やる気が出ない」のであれば、そもそも「やりたいことなの?」と自分に問いかけてみてください。
生まれてきた意味を問うなんていうと大げさですが、本当にやりたいことなのか?と自分に問いかけることは大事ですよ。
それが、自分の心の声を聴くということであり、自分を大切にするということだと思うのです。
そしてその声のとおりに行動する。
そうやって自己肯定力が付いていくのです。
1度きりの人生なんです。
自分を解放してあげましょうよ。
Written by 自己肯定力育成コーチ メタル
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