▲画像がなぜカツ丼なのか解らない若者は年配者に訊いてください
海上保安官も司法警察職員なので、海に関する犯罪には捜査権や逮捕権などの一般の警察官と同じ権限が与えられています。
ですから、海上で船の検査を受けていないとか、海技免状(いわゆる船舶免許)を持っていない場合は、海上事犯は切符制度が無いので見つかると取調べを受けます。
今思うと、その時にいまやっている、コーチングやカウンセリングと同じようなことをやっていたのかもです。
観察(キャリブレーション)
コーチングやカウンセリングでは、キャリブレーションといって相手を観察することが大切です。
相手の呼吸の早さ、目の動き、身体の動き、顔色などなど表情から相手の心の状態を推察します。
また、相手に呼吸や動作を合わせる(ミラーリング)することで、信頼関係(ラポール)を築くことにも気を配ります。
なので、話をしているときも、常に表情や仕草を観察して、相手がどんな状態、興奮しているのか、落ち着いているのかを見極めます。
取調べを受けている相手は、都合の悪いところは隠そうとします。
問い詰められるといろいろと言い訳します。
でも、その言い訳をハイハイと聞いて供述調書を作ってしまうと、犯罪の構成要件(犯罪が成立する条件)に当てはまらなかったり、実際に船同士が衝突しているのに、衝突しない場合があります。
ですから、話の矛盾点を問いただし、本当にそうだったのか?を見極めなければなりません。
こちらは、真実を知りたいので、嘘があった場合見破らなければならないのです。
そして最終的には、相手が話した内容を文章にして、何も知らない検察官に提出するので、話の筋が通っていなければならないし、話し言葉を書き言葉に直し、尚且つキチンと犯罪が成立するように構成要件入れるというスーパーテクニックが必要で、取調べは結構脳味噌が沸騰するぐらい頭を使います。
コーチング
コーチングは、質問をしている最中に相手を観察し、心の動きや表情が変わる瞬間を捉えて次の質問を考えます。
取調べも同じように、相手の表情の変化から嘘をついているのか、本当のことを話しているのかを推察するので、共通するところがあります。
どちらも、感情の変化を見逃さない点では同じなんだなって思いました。
まとめ
逆に、この心理学的な手法を知っていれば、取調べにとっても役に立つことに気がついた。
元の職場に売り込みに行くかなw
Written by メタル(@Metal_mac)
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