すぐにカッー!となる人いますよね。
わたしも昔はそうでした。
ある意味、情熱的だとも言えます。
世の中許せないことが多くて。。。でもその時は、うつでした。
この怒りの感情は、とても厄介で自分でもどうしようも無いっと思っていたのですが、案外簡単にコントロールできることが解りました。
それは、自分が何に腹を立てているか知ることです。
怒りの底には伝えたい感情がある
腹が立つ、怒りを覚えるなどの感情は2次感情だといわれています。
つまり、1次感情があるんです。
「落胆」「恐怖」「不安」「悲しみ」…etc
こういう感情が湧いてきたとき、人は怒りという感情を使って相手に伝えようとします。
怒りという感情は、とってもインパクトがあり、相手をひれ伏す効果があるので、こちらの意見が通りやすい(と本人は思っている)からなのです。
つまり、くどくど説明しなくても済むために使うといっても良いでしょう。
しかし、本当に伝えたい感情は、伝わりにくいのです。
それは、怒りに触れたとき人は心のシャッターを閉じるからです。
北風と太陽
有名なイソップ童話ですから、みなさんご存じだと思いますが、旅人のコートを脱がせるために北風はビュンビュンと風を送りますが、旅人は寒がってますますコートを離しません。
つまり、怒りという感情を使って伝えようとすると、旅人(相手)は心を閉じてしまって、こちらの話を聴いてくれなくなるかもしれないのです。
もしも、貴方が時速200kmの剛速球を投げることの出来るピッチャーだとしましょう。
しかし、受けるキャッチャーがいなければ、ただの暴投になってしまいます。
コミュニケーションは、言葉や情報のキャッチボールなので、相手が受けることの出来るスピードで玉を投げなければ、あなたがどんなに良いことを言っても大暴投。
相手には伝わらないんじゃないでしょうか?
怒りの1次感情を探す
では、暴投を投げてしまいそうになったらどうすれば良いのでしょうか?
自分の中の一次感情、伝えたかったことは何か?を探してください。
どうして、自分は腹が立ったのか?どうして怒りの感情が湧いてきたのか?
これを自分の中に探してみると、きっと「子供が期待度どおりにしなかったから自分は落胆してしまったんだ」とか「自分の責任にされそうになったから怯えてしまったんだ」という一次感情にたどり着くでしょう。
この一次感情を発見できたとき、きっと落ち着くことができます。
効果的な感情の伝え方
相手を主語にして、話してしまうと「相手を責める言い方」になってしまいます。
「お前がヘマしたから、俺の顔が潰れた」「あんたのせいで、イベントが台無しだ」…
このように責める口調になってしまっては、先ほどと同じように相手の心のシャッターを下ろしかねません。
こういうときは、自分を主語にして話をするi(愛)メッセージという手法を使います。
前述の事例だと「わたしは君に期待していたのに、落胆したよ。わたしも部長に顔向けできない」「わたしは、このイベントを成功させようと一生懸命だった。だから悲しいの」
こちらの伝え方の方が、相手に響くと思うんですがいかがでしょうか?
まとめ
このように、怒りという感情は厄介ですが、一次感情に気がつけば悲しんでいる自分、怯えている自分を発見することが出来ます。
そんな可愛い自分を愛してあげてください。
それが、相手も傷つけず、自分も傷つけないコミュニケーションの取り方だと思います。
次回は、逆に相手に怒りの感情をぶつけられたときの対処法をお送りします。
Written by メタル(@Metal_mac)
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