諦める勇気と諦めない勇気


諦める諦めないか、人は時折大きな決断を迫られます。

【勇気づけの専門家】元海上保安官うつ専門メンタルコーチのメタルです。

決断と言うほどでは無くても、日常的に人は何かを決めなくてはなりません。

朝起きるか、起きないかは元より、服は何を着ていくか、今日の仕事はどうしたらうまく行くだろうか。

今日は何時から何をしようかetc。

人生はそんな決断の連続です。

わたしも、約5年前35年間勤務した海上保安庁を退職するという大きな決断をしました。

そして、うつうつとした状態から自分を解放することが出来たのです。

その自分を解放していく過程で、幸福へ舵を切りたければ、諦める勇気と諦めない勇気が必要だということに気がつきました。

もちろん、わたしの経験則なので万人に当てはまるかどうかは解りません。

だけど、過去のわたしのように、うつうつとした状態の方、または自分の人生は本当にこれでいいんだろうか?と悩む方の参考になればいいなと思い記事にしました。

長文ですが、よければ最後までお付き合いください。

 

諦める勇気

うつの人は、出来ることとできないことの区別が付かない

と師匠のうつ専門コーチ川本義巳氏から教わりました。

わたしのあの時もそうでした。

海上保安庁時代、頑張って仕事をしていましたが、自分の力ではどうしようもないところで、頑張り続けていたようです。

想いだけ先行して、空回りしていたようです。

もちろん、仕事に対する姿勢や想いは大事にしなければならないと思いますが、いくら一生懸命努力しても出来ることと出来ないことがあります。

出来ないことは、さっさと手放して、自分が出来ることで頑張ればいい。

なので、出来ないところは早く諦めた方が良いと思います。

「諦める」というと、何かネガティブ思考じゃないの?って思うかもしれません。

では、こう考えてはどうでしょう。

出来ないことは手放す」と。

わたしの場合は、こんなことを諦めてきました。

 

人を変えるのを諦める

うつうつとしていた時は、何とか人を変えようとしていました。

自分の思い通りに人が動かないと、ストレスを溜めていましたね。

人が自分の価値観に合わないことをしていると、とにかく腹を立てていました。

なぜこうしないんだ!

ってね。

独りよがりな、面倒くさいやつだったのかもしれません。

しかし、アドラー心理学を勉強して「課題の分離」と考え方を知りました。

その時、心がとても楽になったのを覚えています。

課題の分離とは「自分の課題と他者の課題を分けて考える」ということ。

人を変えようとすることは、他者の課題に土足で踏み込むことだというのです。

あなたは、人に無理矢理変えられたいですか?

いくら相手の主張が正解でも、人は他人から無理矢理変えられたくない生き物。

それは、他人も同じです。

一見、態度を改めたように見えてうまく行ったようでも、相手は心から納得していないのでうまく行かないことが多いのです。

だから、人を変えようとせずに自分が変わる

そう決めることで、コミュニケーションが良くなります。

時間はかかりますが、そうすることで人間関係は改善します。

だから、自分の影響を及ぼす範囲だけに注力する
7つの習慣という有名な自己啓発本の中にある言葉。

この本の著者もアドラー心理学の影響を多分に受けているようです。

これを読めば「課題の分離」の本当の意味が理解できるでしょう。

課題の分離については、過去に記事にしていますので、参考にしてください。

【アドラー心理学】課題の分離は愛の証

2017年5月19日

 

相手の反応を諦める

こちらが、いくら親しくなりたい、相手のことを思いやっても相手からは素っ気ない返事が返ってくることが有ります。

例えば、こちらが挨拶しても相手が返してくれないなど。

でも、相手の反応や態度で、こちらの行動を決めてしまうと「相手に振り回される」状態に。

だから、自分はどうしたいのか?という視点で自分の行動を決めると楽になりますよ。

また、他の人はこうしているからとかあの人がこう言ったからなど、人の影響で自分の行動を決めるのは自分の気持ちが蔑(ないがし)ろにすること。

もちろん、他人の気持ちを思いやることは大事ですが、他者に依存するとろくな事になりません。

そして、結果が伴わなかった場合、相手のせいにしてしまいます。

自分で自分の行動の責任を取るのは、当たり前だとわたしは思う。

小さい子どもさんを餓死させてしまった事件は、自分を管理することを放棄した結果だと思います。

 

自分がしたいからする

この言葉を聴くと、一見ワガママに思う人がいるかもしれませんが、自分の気持ちや考えを持つことは大事なことです。

例え、それがうまく行かなくても、自分の意思で決めたことならそこからまた学んで成長すればいい。

そういう覚悟ができる人じゃないと、幸福を感じることができません。

常に「自分はどうしたいのか?」それを忘れないようにしたいですね。

 

独りで頑張るのを諦める

自分のために頑張るのは、なかなかモチベーションを保てません。

ハードルが高いんです。

何故なら、人は本能的に人の役に立つことに喜びを感じる動物だから。

自分の望む未来がいくらあっても、自分独りだと呆気なく挫折します。

だから、誰かと一緒に歩むのがオススメです。

家族・同じ目的を持った仲間・寄り添ってくれるコーチなどなど。

独りで山を登るのは難しいが、近しい人と一緒に登るのは心強い。

それに心のベクトルを自分へ向けるのでは無く、この人達のために頑張ろうと心のベクトルを外へ向けると、不思議とエネルギーが湧いてくるのです。

だから、独りで頑張るのを止めると、見知らぬ世界へも思い切って飛び込めます。

 

諦めない勇気

約5年前、定年退職までのカウントダウンが始まり、残りの海上保安庁での生活を考えた時、別の人生を歩みたくて仕方がありませんでした。

組織の中で働くのが、辛くて仕方が無かったのです。

もちろん、海上保安官という仕事自体は素晴らしい仕事だと思うし、大事な仕事だと思っています。

しかし、20年近くパニック障害やうつうつうつとした状態が続いており、組織へ自分を合わせるのが限界だと感じました。

また、これから先、定年を迎えるまで5年以上もこのような状態が続くのかと思うと耐えられなかった。

自分個人の力を試したいフリーランスでどこまでできるのかやってみたい

そういう気持ちが日増しに強くなっていきました。

ですから、家族を説得し、職場の上司にも相談して辞めることに。

一旦そうと決めて、退職の意思を告げるとあれよあれよという間に退職できました。

拍子抜けするぐらい呆気ない感じでしたね。

2016年4月に退職し、その後約半年間、実践心理学といわれるNLP(神経言語プログラミング)を学びます。

同時に、本格的にアフィリエイトを開始。

ブログを長年書いていたので、少々自信がありました。

そして、カウンセラーとしても活動を開始します。が…まあうまくいかない。

今考えると口から火…いや目から火が出るほど恥ずかしいのですが、ビジネスのイロハも知らずによくやっていたものだと思います。

起業すれば、仕事が勝手にやってくると思っていたのですからね。

世の中を舐めていました。

アフィリエイトは、半年間毎日毎日記事を更新。

それも1つや2つじゃなく、多い時は5つ以上のアフィリエイトブログを立ち上げて更新を頑張りました。

でも、そのアフィリエイトブログからの収入はゼロ

商品は1つも売れません。

アフィリエイトは、退職前からオンラインや教材で学んでいましたが、まったく成果はありませんでした。

朝起きて、本を読んでその内容を記事にしてアップする。

その繰り返し。

でも、今となっては、そこで得られたものも大きいです。

ブログやメルマガの文章の組み立てが早くできるようになりました。

この技術は、今のオンライン講座の設計にとっても役立っています。

だから、こういうのも身をもって体験したからこそ学習できたことだと、ちょっとだけ見栄を張って言えます。

最初からそんなにうまく行かないとは覚悟していましたが、これほどうまく行かないのか…と途方にくれたのも一度や二度じゃありません。

そこで、どういうマインドセットで乗り切ったか…

自分を救ってくれたのは、こんな考え方ができたからじゃないかと思います。

 

継続するから人は集まる

わたしが、2011年頃から始めたAppleのユーザーグループがありました。

ネットで呼びかけて、仲間を集めました。

まだまだ、ツイッターが始まったばかりの頃。

今のようにスマホもSNSも普及していた訳ではないので、毎月定例会を開いていたのですが、場所は三重県の田舎町。

毎回集まるのはわたしを入れて2〜3人、たまに多い時で5人という回もありましたが、大体3人〜4人程度でした。

それでも、奇跡的に私独りという月はありませんでしたね。

そして、次第に仲間が増えて5〜6年経過すると、いつも5人以上多い時には10人程度集まってくれるユーザー会へと成長しました。

そして2017年2月には、伊勢志摩としては初めてのAUGM(Appleユーザーグループミーティング)というイベントを開催。

北は盛岡、南は九州の長崎から60人以上が参加してくれ、とっても嬉しかったのを覚えています。

ほんと、あの時のメンバーや、集まってくれた方々には感謝の気持ちしかありません。

いくら人気のある料理店でも、いつ開店しているのか解らないとお客様は脚を運びにくいでしょう。

人が集まるからお店を開けるのでは無く、店を開けるから人が集まるのだと学びました。

 

出来なかったことより、出来たことに注目する

独りで起業して、あれこれ考えながらやっていると、あれもやりたい、これもやりたいになります。

ブログ記事も、今日は5記事書くぞ!と思っても、2記事しか書けないこともありました。

当然、凹みます。

だけど、2記事しか書けなかったと落ち込むと、明日は絶対5記事書くぞ!と意気込むことは出来ません。

やる気が無くなります。

だから、計画通りには行かなかったけど、今日は2記事書けた自分を認めます。

そうすると、明日は明日でまた頑張ろうという気持ちになります。

出来なかったことより、出来たことに注目する

これは自分のモチベーションを維持するには、とても大事な考え方です。

自分のご機嫌は、自分で取る。

今コーチとして、活動をする上でとても大事。

心の状態が不安定な方をサポートするには、自分の心の状態は常に整えておかなければならないからです。

 

リソースを見つける

自分の外にリソースを探すのでは無く、自分の中にリソースを探すようにしました。

人間、何かやろうとすると「どんなことを勉強すれば良いのだろう?」とか「どんな資格を取ればいいのだろうか?」と外にリソースを探します。

もちろん、新しいことに挑戦するには学びも必要ですが、自分自身の中にあるモノにも注目して欲しいのです。

今まで生きてきた中で、学んだ来たことが応用できないだろうか?

自分が経験した中に、使える学びはないだろうか?

足るを知る

という言葉がありますが、もう自分の中に必要なものは揃っている。

そういう前提で、自分と会話するとさまざまなモノが見つかると思いますよ。

学んだり、資格を取るにはそこそこ時間がかかります。

それよりも、自分の中にリソースを探すことが習慣になると、より早く行動へ移すことが出来るんじゃないでしょうか?

 

転ばずに自転車へ乗れるようになった人はいない

こう考えることが出来るようになってから、失敗するのは恥じでもなければ、自分の能力がないわけでもない。

ただただ、まだ慣れていないだけなんだと思うことが出来るようになりました。

うまくなりたいと思うのであれば、あとは慣れて上手になるだけ。

練習を積み重ねることで上手になっていきます。

それも、人に隠れてやるのではなく、人前で練習すると緊張感がハンパないのでそれだけ早く上達します。

海上保安庁の潜水士時代に先輩から教わった言葉があります。

1回の救難現場へ出動できるようになるには、100回の訓練が必要だ。だが、100回訓練するより1回の現場を経験した方が早く成長する

2〜30%ぐらいできるようになったら、早い段階で実践した方が上手くなります。

前段でも書きましたが、「最初からうまく行くわけがない」これを前提として持っていると、失敗が怖くなくなりますよ。

うまく行かなくて当たり前なのですからね。

「今は時期じゃ無い」とか「○○が出来るようになったら」とか、条件付きで始めようとする人が居ますが、そんな条件が揃うことはありません。

よしんば揃ったところで、そういう人はまた新しい条件を探し出します。

そして「万年準備中」の看板を掲げることになるのです。

 

悪あがきをする

こんな寓話があります。

3匹のカエルが生クリームの入った桶の中に落ちてしまった。

1匹目のカエルは、「すべては神様のお考え次第だ」といって何もしなかったので、すぐに命が尽きた。

2匹目のカエルと3匹目のカエルは、足をばたつかせて必死でもがいた。

ただただ同じ場所をかき回し、生クリームの中を浮き沈みを繰り返す。

2匹目のカエルは、「もうダメだ、どうせ死ぬのに、こんなに苦しい思いをするのは馬鹿げている。不毛な努力の果てに、疲れ切って死ぬのは割に合わない」ともがくのを止め、白い液体に飲み込まれていった。

3匹目のカエルは、こう考えた。
「どうしたらいいんだ?死が近づいてきているのは解っている。でも、僕は最後まで闘うぞ」

カエルはひたすら足をばたつかせ、同じ場所をかき回し続けた。

すると、脚が硬いモノに絡みつくようになった。

なんと、カエルが生クリームをかき混ぜているうちに、生クリームがバターになったのだ。

驚きながらもカエルはひとっ飛び、桶の縁に伸びの離、嬉しそうな鳴き声を上げながら帰っていった。

ものの見方が変わる 座右の寓話から引用

日本人は、潔いとかいいつつ生きる事へ執着することを美しくないとする傾向があるのかもしれません。

だけど、もがき苦しみながらも、必死で人が生きる姿は感動を呼ぶと思うのですが、いかがでしょうか?

 

まとめ

諦める勇気と諦めない勇気

いかがでしょうか?

幸福へ舵を切るには、どちらも必要だとわたしは思います。

いずれにせよ、幸福は勇気なしでは得られないのです。

「あなただから出来たんでしょ?」

「そんなにすぐに変われないよ」

という方もいるかもしれませんが、簡単な方法で人間の心は変化、変容するのです。

詳しくは、メルマガでお知らせしている講座でお伝えしています。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

感謝。

幸福へようそろう!でお願いします。
※ようそろう:武士言葉「よう御座候(ござそうろう)」が転じた海事用語・操舵号令。船首を向ける。または向けたの意味。
詳しくは、ようそろ – Wikipedia

Written by うつ専門メンタルコーチメタル


 

 

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