人生が困難なのではない、あなたが人生を困難にしているのだ。人生は極めてシンプルである。
アドラーの言葉。
横の関係で繋がる世界を創る【勇気づけの専門家】自己肯定力育成コーチのメタルです。
わたしも、35年間勤めた海上保安庁時代は、とっても困難な人生だったように思います。
「○○すべき」という多くのマイルールに縛られて、パニック障害やうつ、急性胃炎などに苦しみました。
人生のマニュアル
人は10歳までに人生のマニュアルを作る
これもアドラーの言葉です。
子どもは親の言うことを100%受け入れます。
まあ、第一次反抗期に「いやだ、いやだ」の時期はありますけどね。
基本的に親から言われたことはそのまま受け入れます。
何故なら、親に見捨てれたら生きていけないから。
他の動物は、生まれてすぐに立ち上がり、ほどなく自分で餌を捕獲し、自活することができます。
人間だけが、早い人でも自活するまで15年以上かかる。
その間に見捨てられないため、生き抜くための人生のマニュアルを作り上げるのです。
そして、このマニュアルで自分の価値観やセルフイメージを作り上げ、10歳以降の人生を歩んでいきます。
わたしは、そのマニュアルのことをマイルールって呼んでいますけどね。
マイルール
わたしも母親が「○○すべき」というマイルールが強い人でした。
なんせ「出る杭は打たれる」が口癖でしたからね。
だから、自分の意見を言うと「口答えをするな」って叱られた記憶があります。
ですから、わたしにも「目立つことをいけない」「人の評価が大事」というマイルールがありました。
そんなマイルールに縛られて、言いたいことも言えず、やりたいこともやれず、今思うととっても窮屈な人生でしたね。
同時に、言いたいことを言い、やりたいことをやっている同僚がいると、腹が立って仕方がなかった…
そうやってストレスを溜め、うつやパニック障害、急性胃炎になりました。
しかし、Appleが好きで、Appleユーザーグループを作りたいと思って思い切って声を上げたところ、徐々にですが共感してくれる仲間が集まり、6年後には北は仙台南は長崎から仲間が来てくれて、伊勢市内で60名以上を集めたイベントを開催できるようになったんです。
わたしの中で、マイルールの1つが書き換わった瞬間でした。
人は成長する
人は、生きていく間にさまざまな事を学習し、成長していきます。
アブラハム・マズローによると、には本能的に欠乏をを埋め、成長したいと願うもの。
だから、ほおっておいても学び、スキルを身につけ、経験を積んで成長していきます。
レベルアップしていくもの。
日本では、義務教育だけで9年間も学びます。
そして、親の手を離れても自然と成長し続けます。
なのに、マニュアルは10歳のまま。
実は、この事実に多くの人が気がつかずに人生を生きているんです。
自分だけのルールだということに気がつかずに…
書き換えが必要だと思いませんか?
まとめ
マイルールってあっても良いし、生きていく上で必要なものもあるでしょう。
「時間は守るべきだ」「約束を破っちゃいけない」「借金は返すものだ」etc
もちろん、それが良い影響をもたらす場合もあります。
でも、それに過剰に縛られると人生はつまらないものに。
まずは、そのマイルールに気がつき、怖いけど徐々に緩めていく。
そうやってマニュアルをアップデートすることで、人生は極めてシンプルになっていくんじゃないでしょうか。
Written by ウミザル式自己肯定力育成コーチ メタル
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