アドラー心理学「全体論」自分は1人だけど1人じゃない ~セッションの現場~

昨日は、コーチングセッションでした。

※クライアントさんの許可を得て、セッション内容の一部を掲載させていただきます。

そのクライアントさんは、以前から「朝起きた時に仕事のことを考えると憂鬱になって出勤するのが嫌になる」とのお悩みがあったのです。

その他にも仕事に前向きになれずに悩んでおられました。

しかし、継続してコーチングを続けるうちにだいぶ改善され、最近はいろんなことを前向きに考えることができるようになったとのことでした。

それに、春からは希望していた部署への配置換えも決まって良い運を引き寄せていたのですが。。。

 

セッション

昨日、LINE電話でセッションしていたところ、また最近2~3日朝起きるのが辛いとのことでした。

最近は特別な何かがあったわけではないようでしたが、起きた時にモヤモヤするとのこと。

会社へ行かなくちゃ行けないのは解っているけど、行きたくない自分もいてモヤモヤする。

お話しを訊いてもご本人としても、漠然と将来が不安だというだけで、ハッキリとした原因は解りません。

時々、出勤できないこともあったとか。

そこで、モヤモヤの正体を探る為にちょっと変わった質問をしてみました

メタル
そのモヤモヤは身体のどの部分にいますか?

 

クライアント
え?う〜ん、(しばらく考えて)胃の辺りにいます。

 

メタル
胃の辺りにいるんですね。ではそれは例えばどんなものですか?

 

クライアント
え?どんなもの?(またしばらく考えて)石か鉛のような重いものです。

 

メタル
じゃあ、その石か鉛のような重いものは、何がしたいんだろう?何が言いたいんでしょうか?

 

クライアント
「無理に会社へ行くことないよ」って言ってます。「行かなくていいよ」って。

 

メタル
どうしてそんなこと言うんでしょう?

 

クライアント
(突然何かに気が付いたように)あ!味方だ。私の味方なんです。

 

メタル
味方?とはどういうことですか?

 

クライアント
それまでは、朝起きてこのモヤモヤと戦っていたんですよ。だけど、こいつは私のことを心配してくれていたんです。自己受容するってこういうことかって今腑に落ちました。何だかスッキリしました。

 

いろんな人間が

時々、自分の中にはいろんな人が出てくることがあります。

このクライアントさんのように、「会社に行かなくちゃならない」と思っている自分と「行かなくてもいいじゃないか」という自分。

「行かなくちゃ」と思っている自分が「行かなくてもいい」という自分と戦っている状態だと、とてもモヤモヤして苦しみます。

だけど、その「行かなくてもいい」といっている自分も、自分の味方であり敵ではないんです。

心配して出てきている。

よく「心のブロック」とか「ブレーキ」といわれるのですが、何か新しいことにチャレンジしようとしても引き留める自分がいる。

その自分は、何も邪魔をしようとして出てきているんじゃなくて、「こういうことに気をつけろよ」と教えたくて出てくるんです。

だから、それを亡き者にしたり、無視したりしてしまうと、ますます暴れて不安が強くなる。

そのもう1人の自分とじっくり向き合って、何を言いたいのか耳を傾け居場所を与えてあげると大人しくしていてくれます。

それが、自己受容、「自分を受け入れる」という事だと思います。

 

まとめ

今回のセッションは、アドラー心理学の「全体論」で説明できる典型的な例でした。

自分の中には、いろんな人間がいます。

やんちゃな自分、寂しがり屋の自分、嫌らしい自分、元気はつらつとした自分…

そのすべてが自分の一部であり、自分の全部なんだと思います。

だから、それでいい。

そう認めることで、心が楽になるんです。

そして、楽になると行動できるようになる。

そんな小さな気づきが、人生を変えるんじゃないでしょうか。

先ほどのクライアントさんと、このブログ記事の掲載について、LINEで連絡を取ったところ、今朝も胃が重かったそうですが、居て良いよと心から声をかけたらやがて重さが消えたそうです。

人間不安はあって当たり前、それとどう付き合うかなんですね。

Written by メタル(@Metal_mac

 

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