【アドラー心理学】承認欲求と対人関係論 ドラマ 嫌われる勇気 第1話 解説


アドラー心理学をテーマにしたドラマ嫌われる勇気が昨日(1月13日木 フジテレビ系列)から始まりましたね。

わたしも、もちろん観たのですが、このドラマはいろんなアドラー心理学の理論がちりばめられていました。

原作を読んだ方は、思い当たった場面もあったと思いますが、初めての方にはちょっと理解が難しい場面もあったのではないでしょうか?

では、第1話「最強アドラー女子が始動!勇気の心理学で連続殺人の謎を解け」をアドラーオタクのメンタルサポーター メタル(@Metal_mac)が、明確に感想を交えながら解説します。

 

ショートケーキ

最初のシーンで、女の子がショートケーキだ!
と叫びながら最後の1つとなったショートケーキを欲しい欲しいと叫ぶシーンがありますよね。

その状況を知りつつ、先に並んでいた主人公の庵堂蘭子(あんどう・らんこ)は、ショートケーキを買って食べてしまいます。

このシーンをどう感じましたか?

多くの方が空気を読めよ!と感じたんじゃないでしょうか?

ドラマなので、誇張した表現になっていますが、これがまさしく「嫌われる勇気」なのです。

人の要求を満たすために自分の存在があるのではない

もちろん、人によっては自分が欲しくても、その女の子に譲ってあげるのも有りでしょう。

そこは、自分がどうするか?を自分は選ぶことができるのです。

その方が、気持ちが良ければそうすればいいのですが、我慢することによって自分の心の中に違和感があるのであれば、そうする必要がない。

というのがアドラー心理学の考え方だとわたしは思います。

そして、もうひとつこのシーンで重要なのは、ショートケーキが欲しい!と叫んでいた女の子の視点です。

あの女の子は、どうしてあんなに叫んでいたのでしょうか?

ショートケーキを自分のものにしたいと思っていたのはそうでしょう。

そして、みんなが遠慮してショートケーキを譲ってあげたら、彼女はこう学習する可能性が高いのです。

泣き叫べば欲しいものが手に入れられる

または、以前同じような事があって、その結果あのように泣き叫んだのかもしれません。

人間は、無意識にそのように学習してしまうのです。

そしてそう学習してしまった子供は、大人になってからもごり押しする人間になる確率が高い。

要求が受け入れられないと、拗ねたり、問題行動を取るということも考えられます。

自分の要求を通すために泣き叫ぶこれが、後半でも大文字教授の「犯罪者には目的がある その人間にとっての善だ」だという言葉がありましたが、この女の子にとって気遣って要求を受け入れることが、善なのです。

この日本人独特の察する空気を読むなどの風習があります。

それはそれで素晴らしい文化かもしれませんが、人それぞれの価値観によって違います。

また文化や地域によっても違うので、これからますます国際社会になって異文化が入り込んでくると、このような考え方は通じない世の中になっていくんじゃないでしょうか?

そして、その価値観が違うということを知らない、認められないために虐めが起きる可能性もあると考えます。

 

自己決定性

アドラーは人は、自分で何でも選ぶことができる

変わらないのは自分で変わらない決心をしているからだ

といいます。

明日何を食べるか選んで、食べたいものを食べる。

これも自己決定、自分で選ぶ行為ですよね。

だけど、「食べたいけどこんな高級料理食べられない」と諦めてしまうのは、自分が食べないということを選んでいるわけです。

そして、高級料理を食べている人間を「お金があっていいわね」とひがむ。

自分が選んでいるにもかかわらず。

アドラー心理学では、こういう心理状態になるのを恐れているんじゃないでしょうか?

 

対人関係論

全ての悩みは人間関係の悩み

もし、人間が産まれたときから、独りぼっちであったら孤独感は感じません。

人と関わる中で悩みが発生すると考えます。

そして、全ての悩みには人の影響があるのです。

新米刑事の青山年雄(あおやま・としお)は、「自分探しの旅をして刑事になる事を決めた」ということでしたが、それは誰かの影響があるのかもしれません。

実際、青山は、庵堂蘭子に捜査会議に出て欲しいなど自分の思い通りに動かそうとして、庵堂との人間関係に悩みます。

青山の職場の雰囲気を良くしたいという気持ちはわかりますが、庵堂蘭子はそれよりも犯人逮捕に全力で当たります。

これはどっちが良い悪いの問題では無く価値観の違いではないでしょうか?

庵堂のいうとおり、庵堂が会議に出る出ないは庵堂の課題であり、青山の課題では無いのです。

これが、その行動に結果誰が責任を負うのか?という課題の分離です。

 

承認欲求

石田ひかり演じる犯人は、特別な存在であろうとしたことが、犯罪を犯す切っ掛けになるのですが、どうして特別な存在であろうとしたのでしょうか?

見栄?でしょうか?

わたしは、特別な存在でないと、自分は認めて貰えないという承認欲求があったのではないかと思いました。

アドラー心理学では、この承認欲求を明確に否定しています。

それは、他人からの承認が他者の判断・見方の違いであって、自分の価値とは何の関係もないからです。

つまり、特別な存在でないと、自分には価値がないと考え、その承認が得られないと、不幸自慢をして特別な存在であろうとします。

その結末は、ドラマで語られたとおり犯罪者という特別な存在なのではないでしょうか?

 

まとめ

この他にも、貴方とわたしは上下の関係にないなど横の関係を築く共同体感覚の考え方がチラッと見えたり、原作にもある井戸水の話が出てきたりと、アドラーオタクにはたまらない内容でした。

ドラマなので、最後の場面を盛り上げるために犯人を挑発したりする、いろいろ誇張された表現も出てきましたが、このアドラー心理学の神髄を理解できれば心が安らかになると思います。

少なくとも、うつにかかっていたとき、この「嫌われる勇気」を読んでとても気持ちが楽になったのは、わたしだけでしょうか?

このアドラー心理学の思想が普及すれば、世界は平和になるとわたしは信じています。

今後もドラマに期待です。

フジテレビでは、フジテレビオンデマンド(FOD)で追っかけ配信しているので、見逃した方もどうぞ。

 

▼ドラマを見ながら出演者が解説する動画も配信していますよ。

Written by メタル(@Metal_mac

 

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