【アドラー心理学】 ドラマ 嫌われる勇気 感想 第10話(最終回)の解説


アドラー心理学をテーマにしたドラマ嫌われる勇気アドラーオタクのメンタルサポーター メタル(@Metal_mac)が、明確に感想を交えながら解説します。

今回は第10話最終回でした。

あまり、これといったアドラー心理学の理論は出てこなかったのですが、最終回らしくいろんな考え方が登場しましたね。

 

目的論

蘭子が、自分の目的のため、無意識のうちに自分の記憶を封じ込めてしまった。

珍しいことじゃないと思います。

よくあるのは、同窓会などへ出席して当時の思い出話をしているとき。
同級生と記憶が違っていることがあります。

これなどは、自分がどうなりたいか?という目的のために、そういう記憶に書き換わるのです。

目的が先にありきなんですよね。

アドラー心理学では、「人には先ず自分の目的があり、それに都合が良い証拠を探す」と考えます。

ですから、第2話で解説したように「この人達は変わらないという決断をしている」人達は、変われない証拠を集め、その証拠を覆されるとまた別の証拠を持ち出します。

なので、自分がどうありたいか!?

これが一番大切。
人間関係において、主張が食い違った場合は相手の目的を探すと良いかもしれません。

 

他者信頼

蘭子は、父が失踪してから他者を信頼することができずに孤独でいました。

アドラー心理学では、「他者を無条件で信頼することができない人は幸福では無い」と考えます。

このシリーズの最初から、蘭子は心を閉ざし「これはわたしの課題です」と他者と自分を分ける発言をしてきました。

一見「課題の分離」のように見えますが、これは「他者を信頼できない」心の裏返しだったのかもしれませんね。

 

共同体感覚

過去のえん罪事件を8係全員で発見して暴きます。

この時、8係は「庵堂蘭子を救う」というひとつの目的に向かって自発的に行動を開始します。

これが、横の関係で繋がる共同体感覚です。

自分1人が頑張っても限界があります。

チームで仕事をする場合、同じ目的を持った仲間と行動すると大きな成果が出るんじゃ無いでしょうか?

そして、みんな一体となって大きな仕事を成し遂げれば、ますます良い結果が出る。

組織で仕事をする醍醐味はここだと思います。

 

文脈再現

大文字教授が、犯罪心理学で使われる「文脈再現」という技法で蘭子の記憶を蘇らせます。

犯罪心理学は詳しくないので、調べてみたところ目撃者に正確に犯罪発生時のことを思い出して貰う技法のようです。

 

 

また、情報が多い場合は、絵に描かせるというのも有効な技法のようです。

この「文脈再現法」には欠点もある。思い出したいことが少しの場合ならいいのだが、たくさんある時には、周りの状況も膨大になってしまい、ミスが増えるというのだ。-中略-
法政大の越智氏らは、大学生140人に写真を見せて、その状況を後で思い出させる実験を行った。その時、絵に描かせた場合とそうでない場合では、思い出せた情報量に大きな差があったんだとか。

via: 犯罪捜査の技術を生かせ! 失った記憶を取り戻すプロの技 | コラム

絵に限らず、頭の中にあるモノを文字などでアウトプットして整理する方法はよくとられます。

NLP(神経言語プログラミング)でも、過去の体験などを思い出して貰う「サブモダリティー」という手法もあります。

特に今回の庵堂蘭子のように、当時と同じルートを辿って実際に動いて記憶を蘇らせるのはとっても有効ですね。

過去と未来をイメージして、そちらの方向へ身体を動かすことで、過去へも未来へも行く「タイムライン」という手法もあります。

 

まとめ

最終回では、まさか!という犯人が明らかにされました。

わたしも全然解りませんでした。

みなさんは、楽しめましたか?
こういう心理学に焦点を当てたドラマがもっと増えてくれると、わたし的には嬉しいです。

Written by メタル(@Metal_mac

 

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