怒りには目的がある、相手の一次感情を探せば怖くない


先日、ある会合で心理学のお話しをしたときにこんな相談を受けました。

「職場にすぐに怒鳴ったり、人を批判したりする人がいるんです。どう対処したらいいんでしょう?」

わたしが、いろんな会合や集まりに出ると、結構な確率でこういう相談を受けます。

そういう方って多いんでしょうか?

でも、そういう人からあれこれ言われて、いちいち自分が傷つくのも馬鹿馬鹿しいと思いませんか?

「でも、気にするなって言われても、やっぱり言われるとこちらも腹が立って、つい売り言葉に買い言葉みたいに…」

お気持ちよくわかります。

わたしも以前は、そんな反応をしてしまったことがありました。

でも、アドラー心理学などを学ぶようになり、「怒りとは二次感情」であることを知って、冷静に対応するようになりました。

相手の「一次感情を探す」ことにしたんです。

怒りは二次感情

怒りとは二次感情」であるということは、以前の記事でもお伝えしました。

腹が立つ、怒りを覚えるなどの感情は2次感情だといわれています。
つまり、1次感情があるんです。
「落胆」「恐怖」「不安」「悲しみ」…etc
こういう感情が湧いてきたとき、人は怒りという感情を使って相手に伝えようとします。
怒りという感情は、とってもインパクトがあり、相手をひれ伏す効果があるので、こちらの意見が通りやすい(と本人は思っている)からなのです。

via: 怒りの目的を知れば感情をコントロールできる – 眼線をあげて

人が怒りという感情を使う場合は、大きく分けて4つだといわれています。

  • 権利擁護:誰かに自分の権利・立場を奪われそうになったとき
  • 支配:相手を自分の思いどおりに動かしたいとき
  • 主導権争い:交渉などで相手よりも優位に立ちたいとき
  • 正義感の発揮:正しい(と自分が思っている)ことを教えてやりたいとき

自分の腹が立った時のことを思い出してください。

きっとどれかに当てはまると思います。

例えば、子供が親の言うことを聞かない時、怒りという感情を使って思い通りに動かしたいとするかもしれません。

俗に言う「顔に泥を塗る」などの理由で怒りの感情を使うときは「権利擁護」に当たるかもしれませんね。
「面目が潰れた」→「恥をかかされた」→「周りからの評価が下がる」→「立場が危うくなる」→「怒りを使って権利擁護」

という図式です。

わたしの体験ですが、以前交替制勤務をしていたときのこと、わたしが休みを申請していた日に、わたしと交代で出勤するべきもう1人が休みたいと言い出しました。

事前にその相手と調整していたにもかかわらずです。

その時、彼は怒り出し「そんな話は聞いていない!」と言ったのです。

これが、主導権争いですね。

正義感の発揮とは、例えば何かの行列に割り込んできた者がいたばあいに「横入りはするな!」と怒鳴ったりする時でしょうか。

このように人が、怒りという感情を使うときは、何かしらの目的があって使うのです。

なので、相手の目的は何か?を探ることによって、自分もつられて「売り言葉に買い言葉」の状況になるのは避けられるでしょう。

 

まとめ

これも、とっさの場合に対応できるようになるには、少々練習が必要かもしれませんが、怒りには目的があることに注目すると冷静になることができるでしょう。

Written by メタル(@Metal_mac

 

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