【アドラー心理学】子供に勉強のやる気を起こさせるコツ


わたしの子供の頃(小学生から高校生くらい)まで、母親が口うるさく勉強しろ!と言っていました。

わたしは、そう言われるたびにやる気を無くし(元々ないけどw)勉強をしなくなりました。

つまり母親は、わたしに勉強がしたくならない呪文をかけていたのです。

では、わたしの母親はどうしたら わたしに勉強がしたくなる呪文をかけることができたのでしょうか。

答えは、アドラー心理学の中にありました。

 

子供のやる気を育てる方法

現状で、できているところに注目することです。

目標設定のコツは、まず目標となる数値なり点数を決めて、それに向かってどうしたら到達できるようになるかを考えることです。

それと同じく重要なのは、今現在の具体的な数値や点数です。

カーナビで目的地へたどり着くためには、目的地はもちろん設定しなければなりませんが、同時に現在地を知ることが必要です。

現在地が解らなければルート検索できませんからね。

なので、現在地を知り、そこから少しでも上達したところを認めてあげることです。

つまり、できないところに着目するのではなく、できたところに注目してあげるのです。

こうして接することで、子供のやる気を育てます。

詳しく説明しましょう。

 

できるたところに着目する

例えば、勉強。

50点しか取れなかった子が、次のテストで55点だったとしましょう。

5点しか上がらなかっと考えるのではなく、5点上がったことに着目し、「5点上がったね、お母さん嬉しい」と感謝して喜んであげるのです。

この時のポイントは、よくやったと上から目線で褒めるのではなく、感謝して喜びという感情を伝えることです。

似ているけど、母親側の立場が微妙に違いますよね。

褒めるという行為は、上の者が下の者に行う行為、そこに上下関係を作り出すのです。

上下関係で子供と接していると、順調な時はいいのですが、上手くいかなかった場合は子供を支配しようとし、意のままに操ろうとします。

そして、意のままにならなければ母親はストレスを溜め、子供にを与えようとします。

これが賞罰主義です。

世界で初めて児童相談所を設立したアルフレッド・アドラーが提唱するアドラー心理学でも、賞罰主義を批判し褒めること叱ることを否定しています。

一方、感謝して喜びを伝える行為に上下関係はありません。

感謝することは子供の存在を1個の人間として認め、感情を伝えることは子供の心により強く印象づけます。

前述のアドラー心理学でも、他者貢献人間の本能的な喜びであると定義づけています。

この時、親と子供は同列であり同じ時間を歩む仲間なのです。

これをアドラー心理学では、共同体意識と呼んでいます。

このような接し方を続ければ、「勉強したら感謝されて、お母さんが喜んだ」と受け取り、子供は勉強を続けようと思えるのではないでしょうか?

ダメ出しではなくヨイだしをしてあげれば、子供は勉強しろと言わなくても、自分からやるようになるでしょう。

 

問題行動

賞罰主義を否定する根拠にもうひとつあります。

成績が上がらないところばかりを責められると、自己肯定感が下がり、自分は勉強ができないと子供が思い込んでしまいます。

そう思い込むと、もはや勉強で親の注目を引くことができないため、別の方法で注目を引こうとします。

これが、問題行動として表面化します。

外へ向かえば、他人を攻撃したり悪事を繰り返したりする行動へ、内側へ向かえば引きこもりなどになります。

なぜ、このような行動になるかというと、親に見捨てられないためなのです。

なぜなら、子供は本能的に親に見捨てられたら生きていけないことを知っているからです。

ですから、親の注目を集めるために問題行動を起こすわけなのです。

 

水飲み場までは連れて行ける

アドラー心理学では、その問題の責任を誰が引き受けるか?でその問題が誰の課題であるかをハッキリさせます。

勉強で言えば、勉強をしなかった責任は子供が引き受けます。

その問題に口を出すことは、他人の課題にあれこれ注文を付けること、アドラー心理学では他人の領域に土足で踏み込むといい、全ての人間関係のトラブルはここに起因するとまで言っています。

あたなも、親や他人から自分がすることに対して「こうした方がいい」「こうするべきだ」と言われて反発した覚えがあると思います。

厳しい言い方かもしれませんが、あなたがもし、子供が勉強しないことに対して口を出したくなった場合は、無意識にこう考えているのではないかと、わたしは思います。

子供のためといいつつ、「自分がダメな親だと他人から言われないため」ではないでしょうか?

いくら、親が望んでも実際に勉強するのは子供であり、親ではありません。

この課題の分離をして、前述の通り感謝し、認めてあげれば正しい方向へ進み始めるのではないでしょうか。

馬を水飲み場までは連れて行けるけど、無理矢理水を飲ませることはできないのです。

実際、わたしが通っていた高校で、いつもトップクラスの成績を残している同級生は、親が早く寝ろといっても「勉強が面白くて仕方がなかった」と言っていました。

結局は、勉強に興味が持てなければ「やらされている」だけなので、成績は伸びないのです。

 

まとめ

今回は子育てを例にとりましたが、あらゆる場面で応用できる考え方だとわたしは思います。

ストレスを溜めない秘訣は他人の領域に土足で踏み込まず(人を自分のペースで意のままに動かそうとせず)、結果を急がないことではないでしょうか。

自分の意見や考えを持つことは大切ですが、それを他人に押しつけることは、他人の課題に土足で踏み込むことなのです。

Written by メタル(@Metal_mac

 

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